"【文房具を語る】"カテゴリーの記事一覧
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日曜日に友人とMovixさいたま新都心で『宇宙戦艦ヤマト2202』を観た帰り、車を出してもらえたので、ふだん行かない郊外の大型文房具店へお邪魔して参りました。
ロフトさいたま新都心店で、「すみっこぐらし」のたこウインナー。
事務キチ浦和店で、ミツヤのスクラップ・オブ・イレーサーと、3Mのポップアップ付箋詰め替え用を。
このミツヤのお買い得消しゴム、見つけるたびに購入しているのですが、最近はこんなカラフルな消しゴムも入るようになったんですね。
以前は白一辺倒だったのですが。
しかし本当にこの訳あり消しゴムたち、よく消えます。本当に好みの柔らかさで、消しかすが糸状にまとまって……
しかし、この色は……
よもや……そりゃよく消えるはずだ…… -
今の職場ではありませんが、10年ほど前にいた職場では毎日のように大量の修正テープを使用する仕事を行っていました。
売上のための用紙に修正テープで空白を作り、そこに価格を価格表から転記して入力部門に回送する作業です。
5ミリや6ミリ幅のテープで修正できる幅ではないので、二度から三度ほどテープを引く必要がありました。
そして、その上からボールペンで価格の数字を書き込みます。
重ね引きされたテープは手で押しつけても浮きが多く、その上からボールペンで文字を書くとどうしても破れてしまいます。そもそも連続で引くとヘッドのエッジがすでに引かれていたテープを削ってしまい、隙間なくテープを引くことも困難だったことを思い出します。
あれから10年。
職場も変わり、修正テープを使う機会もめっきり減りましたが、小生の記憶の中では「それでもきっと今では修正テープだって進化しているはず」という気持ちが消えませんでした。
ハイテックCのようなニードルポイントのゲルインキボールペンでも削れない修正テープが。
連続で貼ってもヘッドで削れたりせず、段差なく綺麗に貼れる修正テープが。
今ならきっとあるはずだ、と。
プラスの修正テープ「ホワイパースライド」は、そんな小生の夢を具現化したような製品です。
パッケージに燦然と輝く「ペン先で削れにくい新テープ」!
ボディは以前からあるホワイパースライドと同一です。
ヘッドはローラーが改良され、重ね引きに強くなりました。
ほらほら! 小生が望んでいた機能が実装されてる!
引いてみると、ギア音とともにするりとテープが紙面に転写されます。充分軽いです。
裏返して一文字修正も、以前のホワイパースライド同様に可能です。
そして実際に、修正テープの上から書いてみました。
過去の修正テープで破れがちだった、ニードルポイントタイプのゲルインキボールペンです。
上からエナージェル0.5ミリ、ハイテックCマイカ0.4ミリ、そしてジュースアップ0.3ミリ。
左がホワイパースライド、右がモノエアーです。
公平を期すため、引きっぱなしで上から押さえたりはしていません。
そして文字はすべて慎重に書いています。破ろう! と思って書いてはいません。
ホワイパースライドのテープは書いていて危なげがありません。修正テープでよく感じる「テープの浮き」がないのです。
表面には光沢があるのですが、これが破れにくさを産み出すコーティングの結果なのでしょうか。
ジュースアップ0.3ミリで書いても破れないというのは本当に驚嘆です。
たまたま写真ではモノエアーが使われていますが、ホワイパースライド以外の我が家にある修正テープ6種類、すべてジュースアップ0.3ミリは何らかの形でテープ削れたり破れたりしてますから……。
そして重ね引きもまったく崩れません。
上から万年筆で書いても破れない! この安心感!
というわけで、今回のホワイパースライドの改良は小生にとって(正確に言えば「10年前の小生にとって」)ドンピシャである、と言えます。
ボディが新製品らしくないのでまったく目立たない製品かもしれませんが、これは実にいい修正テープです。以前のホワイパースライドをお持ちの方は、カートリッジを交換することをお勧めします。
修正テープをペン先で破ってしまった経験のある方。
重ね引きをよくする方。
いちどお試し下さい。
あとギアマニアの方も! -
ネットでニュースを見たときから、欲しくてたまらない製品がありました。
初回の申し込みは日にちを間違えて憶えていて、応募すらできませんでした。
そして、第二回の予約生産のお知らせが。
小生は予約開始時刻ぴったりにアクセスするために、ドトールでMacBookAirを開いてその瞬間を待ちわびていました。
そして、予約。
約1ヶ月後、それは届きました。
「ガラス瓶」と書かれた送り状。幾重にも緩衝材に包まれ、その中から出てきた化粧箱は、想像していたよりも軽いものでした。
コニック瓶。
インクを少量入れておく、つけペンのためのインク瓶です。
インク瓶と、ガラスの蓋と、スポイト。
実にシンプルな製品です。
使い切るだけのインクを溜める瓶ですから、大きいものではありません。
ただ、あまりに小さく軽いものでは、ペン先でインクを取るときの安定感がありません。
重すぎず、それでいて安定感がある。
蓋を含めると、実測165グラムです。
本体は122グラム。
ガラスは透明度が高く、インクの残量も、ペン先がどこまで入るかも側面から窺い知ることができます。
インクを取り、ペン先を軽く拭いながら瓶から出す──それでもコニック瓶は動きません。
うちにあると思い込んでいたので、インク(ここではまんが用のインクを指しますので、小生はパイロットの製図用インクを買ってくるべきだったのです)を入れての撮影と試用ができなかったのが悔やまれます。
万年筆用のインクならたくさんあるのですが、コニック瓶はまんが専用にしようと心に決めているので──今日はここまで。
ふだん嫌っている「開封の儀」だけになってしまったのが大変心苦しいです。
うーむ。
明日はインクを買ってこよう!
ここからは宣伝です(^▽^)
今年、小生は国際文具・紙製品展(通称ISOT/イソット)にて「文具PR委員会」なるものに参加することになりました。
会期の内外を問わず、文房具について熱く語って参りたいと思います。
要するに以前と変わらない訳ではありますが、ちょっとサボり気味だったブログの更新も、もうちょっと頻繁にやらねばなるまい、と心に誓うのでした。
がんばりますよ。 -
友、遠方より来たる。
大学時代から関係は途切れず、かといって実際に合うのは年に一度もありません。
それが久々の大集合。当時、四天王と呼ばれた男たちの邂逅。
こんなに嬉しいことはありません。
全員が集合する前、長野の彼が都内に来る目的の一つであるところの、キャラクターグッズの購入につき合いました。
興味がないわけではないのですが、なかなか自分ひとりではじっくり見ない世界。
東京駅に集合し、まずは地下一階にあるキャラクターコーナーへ赴きました。
小生の場合、ズバリの玩具より、やはり文房具が目に入ってきます。
プリキュアショップで見つけた、驚異的に狭い相手に狙いをつけた商品。
同作品シリーズ中でも数少ない、眼鏡キャラだけを集合させたグッズです。
CDケースに入ってはいますが、中は円盤状のメモ用紙(糊留めのないばらばらのメモ紙)です。
このピンポイントを突いてくる感じが実に恐ろしいです。小生以外に買うのかこれ。
続いて、NHKショップへ。
「びじゅチューン!」より、富士御神火文黒黄羅紗陣羽織ふせんです。
ふせん自体がパッケージに較べちいさいのが残念です。あと、上端でなく下端が粘着面、というのも小生の常識にはない配置で軽く混乱させてくれます。
怒っていることを伝える以外に使い道はあるのでしょうか。
ここから秋葉原に移動して、彼はグッズを淡々と探し求め、小生はそれにくっついて店を往復します。
それはそれで楽しいひとときでした。
小生も途中でヨドバシアキバに寄って文房具充。
飾り原稿用紙を買って、上野へ。
そこから仲間が揃って、昼間からマッコリ飲んで4時間。
そして河岸を変えて、カラオケで歌い尽くして4時間。
本当に楽しい一日でした。
友と呼べる人がいる、この幸せ。
そして普段ではなかなか出会えない文房具との邂逅。
いやあ、本当にいいものですね。 -
自宅でも会社でも愛用している、AccessNoteBook。「文具王ノート」などと呼ばれ、高級ノート派も一目置く機能と使い勝手を持ったノートです。
今までのAccessNoteBookはA5プラス(A5の用紙を貼り込んで余白がある)サイズだったのですが、そこに今回ポケットサイズが登場しました。
ポケットサイズの定価は1,580円+税。
AccessNoteBookはラバーバンドが高性能で、A5プラスサイズを永年愛用していますが一度もへたったことはありません。ポケットサイズも同じラバーバンドで、実に安心感があります。
サイズは測量野帳とほぼ同寸です。
厚さがまったく違いますが(AccessNoteBookポケットはインデックス10ページ+200ページ、測量野帳は80ページです)、握ったときのサイズ感が実に良く、手にしっくりきます。
開くと最初のページにはタイトル欄、開始時期と終了時期を書く欄、サイドインデックスを管理する欄、そして持ち主のパーソナルデータを記入する欄が並んでいます。A5プラスサイズではここに名刺を貼るスペースがあったのですが、スペースの関係で省略されています。
代わり、というわけではないのでしょうが、ポケットサイズでは表紙側に名刺ホルダーがつきました。
続けて開くと、インデックスページが登場します。
左に記入日、真ん中にページのタイトル、その右側は自由に使うことのできるインジケータです。右端の薄い四角はサイドインデックスです。
インデックスページが10ページあって、その後から本文1ページ目が始まります。
上部に日付、タイトル、インジケータ。
本文は交点抜き4ミリ方眼です。
右端のサイドインデックスは、最初のページで設定した区分けに従って該当する部分に色を塗ると、のちのち検索がしやすくなります。
A5プラスサイズになかったスピンが1本装備されたことが、個人的にとても嬉しいです。スピンを常に書き終えた次のページに挟んでおくことで、空白ページに一気にジャンプできるからです。
最後、200ページまでページナンバーが振ってあります。A5プラスサイズにあった最終ページの透明ポケットは廃止されています。
ページナンバー部分を押さえてぐいっと開くことにより、ページを繰る速度が格段に上がります。その時に威力を発揮するのが、この「折れる背表紙」。ハードカバーのノートにありがちな「書くのはいいけどページを繰りにくい」弱点を解消しています。
カラーバリエーションが最初から3色あるのも嬉しいですよね。
会社でのA5プラスサイズが黒/赤、グレー/グリーン、白/ピンクときて、現在4冊目の黒/赤を使用しているので、小生はまず黒/赤から開けました。ただ、3冊の中で一番気に入っている配色はグレー/グリーンです。
こんな風に、ライトなペンケースと合わせて常に持ち歩きたいですよね。
野帳をもう少しで使い切るので、それからAccessNoteBookポケットに移行することになりそうです。
AccessNoteBookの使い方としては、検索性を上げることも考えて、小生は右ページのみを使用しています。
書き込むのは右のみ。
で、その後に必要な資料や追記のために、見開いた左ページは開けておきます。
ページナンバーを押さえて高速で繰るとき、左ページは垂直に近い角度になっています。だからほとんど目に入らないのです。
A5プラスサイズはプリントアウトを貼り込むことが多かったのですが、ポケットサイズはそこまで紙片を貼り込まないかもしれません。
でもまあ、たぶんこの自己ルールはそのまま採用されることになるでしょう。
早く実戦投入したいものです。
野帳、一気に使い切っちゃおうかな……