たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

スマホもペンも立ててほしい:パイロットコーポレーション「オトバコ」
FMOZE 「他故となおみのブンボーグ大作戦!」放送1周年記念トークライブ 〜 ご当地インクでSHOW!〜」、昨日ぶじに終わりました。いやあ楽しかった!



ツイキャスでは10月30日まで見逃し配信で視聴が可能ですので、皆さまぜひ1,500 円払ってご覧下さい。それ以上の価値がありますよこれは。
https://twitcasting.tv/asagayalofta/shopcart/95593

さて、通常のたこぶろぐもお楽しみ下さい。

 東京都で、四度目の緊急事態宣言が解除されたのが2021年9月30日。最初の宣言が2020年4月7日から5月25日、二度目が2021年1月7日から3月21日、三度目が同年4月23日から6月20日。そして四度目が7月12日から……この1年半で生活は否応なしに変化を遂げてきていますよね。
 特に新型コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言が出され、感染者数や患者となられた方の重傷者数などが注視されていた地域では、その蔓延の有無に関わらず会社における働き方が見直され、解除後も在宅勤務をされている方も多いのではないでしょうか。
 巷で喧伝されるほど、会社は在宅についてこれといった支給はしてくれないもの。わたしもノートパソコンとマウスは支給されましたが、仕事に必須な文房具やテンキー、あるいは椅子に着けるクッションなどはすべて自腹でした。
 で、どうせ自腹なら、実用性が高くて見た目もいい、お気に入りの仕事道具で自宅のテンションを上げていきたいですよね。
 会社との通信ツールを特に支給されなかったわたしは、連絡方法はもっぱら自分のiPhoneでした。電話代は0035で会社持ちなのですが、ノートパソコンはあるのに通信ツールは皆無。とにかくiPhoneをすぐ取れる位置に常に置くことが重要でした。
 べつに専用のスタンドだっていいのです。でも、自宅の机上は狭く、できればモノは洗練し減らしたい──そんなとき、筆箱とスマホスタンドがいっしょになっていれば便利ですよね。
 今回ご紹介するパイロットの「オトバコ」は、そんな便利筆箱のひとつです。



 特徴があるとすれば、硬い樹脂材料で構成された「箱」だ、ということ。
 大人が持つ、あえての「箱形筆箱」スタイルとでも申しましょうか。ポップ過ぎず、学生寄りでもなく、がっちりしていて安心感がある。そして最新の文房具でありながら、レトロ感覚も持ち合わせている。そんなスタイルだと思います。



 かなり分厚い印象があります。横185mm、縦53mm、そして厚さが48mm。分厚いのですが、ペンとしては5本が収納限界です。
 なぜかと言えば、本製品は変形して展開する機構を有しているからです。



 蓋を開くと、2室あることに気づかれるでしょう。奥側は箱状に仕切られて、箱の中にさらに短い箱があります。手前側は壁があり、その内側にトレイ上の置き場が見えます。



 この手前の壁をさらに開いて下に降ろします。



 そして箱の中にあった短い箱を回転させ立てることによって、オトバコは変形を完了します。
 立てた箱には、最も良く使う筆記具を2本。
 展開したトレイには、その他のペンを3本。わたしの例のように四角い消しゴムを入れると、一般的な長さの筆記具はトレイに1本しか載せることができません。たまたま短軸であるマルライナーがあったので助かりましたが、この例を見てもお判りの通り、本製品は消しゴムの携行を重視していません。簡単に言えば、学生の使用を意図していないのです。
 さらに拡がった下部トレイは自由スペースです。トレイの中の1本を転がしておいてもいいですし、付箋を貼ってみたり、15センチ定規ならここに入れておくことも可能です。



 トレイと箱の間には滑り止めの黒いゴムが敷いてあり、ここにスマホを立てることができます。写真では横置きしていますが、縦でもまったく問題ありません。
 動画を見たいときは横置きで、電話を受け取ったりカメラを上部にしたビデオ通話などの場合は縦置きで使うのがいいでしょう。
 オトバコは「大人の筆箱」だとさきほど申しました。学生がペン5本で満足できるはずもなく(しかも四角い消しゴムを入れたらさらにペンは減ってしまう)、逆に大人ならお気に入りのペンは厳選すればここに納まるでしょう。
 箱形に戻すと本体を縦置きにして収納することもできますので、使用後の収納スペースは横型より邪魔になりません。
 ひとつ使用上の注意点があるとすれば、トレイパーツは固定されていないので、箱形に戻さずそのまま持ち上げるとトレイの内容物がざらざらと落ちてしまうことでしょうか。慣れるまで、わたしもよく机にペンや消しゴムをぶちまけていました。



 本体カラーは6種類。写真のアクアの他にコーラル、ラベンダー、ナイト、オリーブ、モカがあります。定価は2,200円(税込)です。



 さりげないスタイリッシュさ、箱形であることの安心感、そして実用性の高いスマホスタンド機能。大人のあなたにお薦めする機能筆箱です。

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