"【文房具を語る】"カテゴリーの記事一覧
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筆箱の好みって、けっこうころころ変わるんですよね。
入れたいものが変わるから。
昨年末あたりまでは、薄型で手帳と重ねて持つものが好きでした。
今年に入ってからは、やっぱり机上で立つのがいいんじゃないかと思い出して。
そして今は、入れたいものが入る「厚さ」が重要になっています。
いいのはないかなあ、と店頭をぶらぶらしていて見つけたのがこれ。
パイロットのスタイルチョイスシリーズから、新作「カーボン」の筆箱です。
ちょうど求めていたくらいの厚さ、容積を持っていました。
ちょっと見、お弁当箱みたいですね。
表面の渋い黒カーボン柄と異なり、中は真っ赤なナイロンです。
蓋がわのミニポケットは何を入れたら便利かまだ考えあぐねています。
中蓋みたいな位置に、フラップタイプのポケットがありますね。
本当はきっと定規を入れるスペースだと思うのですが、小生はここに筆記具を入れます。
上からクアトロ89、キミック欅、ジョッタースペシャル。
必要最小限のラインアップですね。
で、フラップを上げますと──
ころころした文具が詰まっております。
鉛筆削りはラチェッタカプセルと2枚刃。
テープのりはドットライナースティック。
消しゴムはアーチとフォームイレーザー、修正テープがMONO note。
そう、2枚刃を持ち歩くための筆箱を探していたのです。
厚さがあって、ペンと干渉しなくて、内容物が偏らなくて、がちゃがちゃ言わない筆箱が。
ほぼ理想の筆箱です。
持ち歩くにはかさばってでかいのですが、詰め込んでないので重さは大したことはありません。
さて。どの鞄用にしましょうかね。 -
ブングテンに行く道すがら、池袋の路上でもらったチラシ。
配っている女性が「……ペンさしあげます」と言っていたような気がしたので、反射的に受け取ってしまいました。
で、チラシは見ないで捨てて、中に入っているペンとおぼしいものだけが今この手許に残っているわけですが。
……はて。
「受験サプリ」とはなんぞや。
リンクを張ると露骨な宣伝行為になってしまうので、興味がある方はググってみてください。
スマホで動画を観ながら勉強するオンライン予備校だそうです。
ということは。
このへんな形のものは、ペンはペンでもタッチペンであると。
なるほど先端がへこむゴムで出来ていて、ここでスマホの液晶をつっつけば反応しそうな雰囲気です。
では、この溝は何なのか。
こうやってスマホをひっかけて立てるスタンドでしょうか。
縦方向でも横方向でもいけるので、便利といえば便利です。
でも、こうして立てかけてしまうとタッチペンとしては使えなくなりますよね。
あ、動くうごく。
ちゃんとしたタッチペンでした。
文字を書くには適していませんが、フリックしたりボタンを押すような行動なら問題なさそうです。
ところで、これは小生が勉強不足なだけかと思うのですが。
このタッチペン、全身が樹脂で出来ているんですね。
なので、最初「先端にゴムがあってもタッチペン機能はないのかもしれない」と疑って掛かっていたのです。
ただ、プラのボディを握って使ってみても、ちゃんと液晶をフリックできる。
おや、これってどうやって導電しているのでしょうか。
スマホの液晶は静電容量式のタッチパネルです。
静電気の変化量を検知しているのですよね。大雑把に言うと。
指は静電気を帯びているので、触った場所と離した場所を液晶側は検知できます。
タッチペンも同様に、手の静電気を伝えることで、タッチペンを「指先の延長である」としているわけです。
そのためには、手に触れる部分(グリップやボディ)を金属にする必要がありました。
握るパーツがプラスチックやゴムだと、指先の静電気をタッチペンのチップに伝えることができないからです。
でも、このタッチペンは全身が樹脂です。
冷たいパーツはひとつもありません。
どうなっているのか?
導電性のプラスチックなのか?
謎は深まるばかりです。
ちょっとググってみたのですが、どうもよく判りません。
また時間を作って、キーワードを変えながら探ってみようと思っています。今日は判らず終い。
いやあ、不思議ふしぎ。 -
というわけで、小雨も舞ったりしてやや肌寒い3月15日(日曜日)、雑司ヶ谷にてブングテン18は無事に行われました。
小生の今回の演目は「短い鉛筆を使ってみませんか?」でした。
簡単に言うと、
1)息子が使って短くなった鉛筆がもったいない。
2)鉛筆の細さが自分の手に合わない。
3)このふたつの問題が、鉛筆補助軸を使えばほら立ち所に解決!
4)みんなも鉛筆補助軸で書いてみませんか?
という内容だったわけです。
相変わらず展示でもない、ワークショップでもない、小生は喋りまくる、お客さんは困惑する──そういう5時間を楽しく過ごすことができました。
今回は鉛筆の話題から欲を出して、
5)そういえば同じ2Bの鉛筆でもメーカーによって濃さ・硬さが違うんですよ奥さん!
6)2Bばっかり書いた後で10Bとか10Hとか使うと笑えるでしょ?
7)これがいま話題の二枚刃鉛筆削りです。一般のものと較べてみてください。
8)で、こっちがつい最近発売になったばかりの、短くなった鉛筆をつなぐための鉛筆削り「TSUNAGO」です。
9)パイロットのフォームイレーザーとサクラクレパスのアーチは、軽い消し心地なのに消しかすがまとまって便利なんです!
10)今回の試し書きはマルマンのクロッキーと新日本カレンダーの365notebookなんですが、365は日めくりカレンダーの紙を使っているんです。この用紙の裏がいい! 鉛筆に実に合う!
などとネタが続いてしまい、ひと組あたりの時間が延びる延びる。
おかげさまで開始から15時までいっさい休むことなく喋り続けておりました。
他の方の展示を見る間もほとんどなく、ろくに食事も摂らずに走りきったブングテンでした。
いやあ、相変わらず楽しいですね。
寄っていってくださった皆様、本当にありがとうございました。
また宜しくお願い申し上げます。 -
まったく別の場所から、用途の異なる鉛筆削りが同時に飛来しました。
左が、中島重久堂の「短くなった鉛筆をつなぐための鉛筆削り器」TSUNAGO。
右が、松作商店の「職人手作り白樫の鉛筆削り器」。
白樫の鉛筆削りはご覧の通り、鰹節削りをミニチュアにしてその中に鉛筆削りを仕込んだものです。
松作商店は寛政元年(1789年)から続く老舗の鰹節と乾物のお店です。鰹節削り器も作られている職人さんの凄技が光る逸品ですね。
そして心臓部には、日本一と呼んで差し支えない中島重久堂の鉛筆削り器が埋め込まれています。
この白樫の鉛筆削り器は、皆様がご存知の「鉛筆を削るための鉛筆削り器」です。
それに対し、TSUNAGOは「短くなった鉛筆をつないで使い続けるための鉛筆削り器」です。
では、その使い方を見てみましょう。
まず手順として、短くなった鉛筆の後部を削ってつなぐための穴を空けます。
ダイアルを[1]に合わせて、内蔵された錐で少しずつ掘り進めていきます。
このとき、尖っている鉛筆の先に注意してください。
また、最初に軽く穴を空け、いちど取り出して削った位置を確認してみてください。ここで中心から大きくずれていると鉛筆が割れてしまったり綺麗につなぐことができなくなってしまいます。
側面から見て、この中に見える赤いラインまで鉛筆の後端が届くように削っていきます。
慣れないとなかなか進まなくて不安になりますし、回しにくいのもまた事実です。
ゆっくり、こつこつやっていきましょう。
空きました。
ここまでで10分かかっています。
軽く叩いて中から粉を出しておきます。
続いて、つなぐ長い鉛筆を削ります。
ダイアルを[2]に合わせ、入れたら大胆に削ってください。
取り出してみて、いびつだったらダイアルを[3]に回して入れて整形し、また[2]に戻して削ってください。
こんな形に削れたら完成です。
先に削ってあった短い鉛筆と合わせ、綺麗に入るかどうかを確認してください。
綺麗に入ったことを確認したら、外して木工用接着剤を充填します。
あとは合わせたときに溢れた接着剤を拭き取って、そのまま乾燥するまで動かさないようにしてください。
ここまでで、説明書を見ながら慎重に作業し、ときおり写真など撮りながら進めて行きましたので、正味20分ほどかかっています。
これは純粋に「作業」です。ホビーと言えなくもないですが、万人が楽しいと感じるかどうかは判りません。
小生はこの作業、楽しかったです。
ただ惜しむらくは、つなぐための短い鉛筆も作業のためには5センチほど残っていたほうがいい、ということです。
うちにある「短くなった鉛筆」って、みんな1センチとか2センチとかなんですよね。それはつなぐことができません。
今後は「つなぐための、やや長めに残した鉛筆」に留める必要があるようです。 -
3月8日。日曜日。
この日は小生にとっても記念すべき日となりました。
九州初上陸です。
宮崎です。
あさ6時45分のANA(ソラシドエア)です!
朝も早よから羽田空港に向かいましたら──
03月08日ANA3751便
東京/羽田06:45発 - 宮崎08:35着は
宮崎空港霧のため、天候調査の結果、条件付きの運航となりました。
<結果>
宮崎空港に着陸出来ない場合は鹿児島空港または熊本空港に向かう可能性もございます。あらかじめご了承ください。
ぐはあ。
鹿児島や熊本じゃ困るんですよ!
いくら文具王といっしょの飛行機だからって、ここでストッパー能力を使わなくてもいいじゃないですか文具王!(文具王は交通機関を麻痺させるスタンドを無意識に発動させてしまうことがあるのです)
それでも、行かないという手はありません。
フライト後は、ただただ宮崎に着いてくれることを願うばかり。
先行して前入りしてくれていたきだて氏に「もし我々が着かなかったらひとりで2時間よろしく」とメッセージを飛ばし、機内モードに入りました。
乗ってみたら、文具王の渾名を連呼する広告に迎えられました(文具王の学生時代の渾名は「たかばる」)。
飛んでるうちに、機内アナウンスで「霧が晴れたので宮崎に降ります」との連絡が入り、ようやく安堵の息を漏らす我々。
いちどやってみたかった写真を撮ったり(劇中と同じ場所ではないことが悔やまれますが)あご出汁スープを飲んだり、かなりリラックスした状態でフライトを満喫しまして。
無事に宮崎ブーゲンビリア空港に着陸いたしました。
ここからはタクシーで一直線です。
向かう先は──
デサキ宮崎店です。
でかいです! 白亜の殿堂です!
こちらでは3月7日(土曜日)8日(日曜日)の2日間「文具カーニバル」と称し、様々な催しを行っていました。
外テントには文房具メーカーがずらり集まり、商品をお客様に直接説明。しかも価格は3割引、いやそれ以上の割引もある大盤振る舞い!
テント内も店内も大盛況です。
併設された石窯で焼くパン屋さんのパンがまた美味くて! 美味くて!
天国じゃないのかここは! あったかいし!
このカーニバルの催しの一環として、ブング・ジャムは宮崎に呼ばれたのです。
いや、施設も素晴らしかったです。
こんなスペース持ってる文房具店さん、そうそうないですよね。
我々のトークは11時と14時の二回、各1時間ずつ。どちらも席はほぼ埋まり、後方には立ち見も出る大盛況に終わりました。
少しでも文具カーニバルのお役に立てたなら幸いです。
ご来場頂きました皆さま、お呼び下さいましたデサキの皆さま、本当にありがとうございました。
自由時間があまりなかったので、購入したものはこれだけです。
宮崎マルマンの限定メモ、宮崎弁がわかる「てげいっちゃがMemo」です。
底面に敷かれた飫肥杉がいい香りなんですよ。木って本当にいい香りしますよね。
たいへん有意義な旅でした。
16時55分のJALに乗って羽田に戻り、自宅近くの福しんでA定+3個餃子を食べるまで、旅の余韻が残る楽しい一日でした。
また行きたいですね、宮崎。
そしてチャンスがあれば、ブング・ジャムとして全国でトークしてみたいです。
