"【文房具を語る】"カテゴリーの記事一覧
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昨年の10月31日(金)から11月9日(日)にかけて、神田神保町にある平安工房で行われた「第6回神保町スキマイチ」。
その際、平安工房に出張所を設けているつくし文具店にて「好きな色でカスタムつくしペンケースをオーダーできる」コーナーがありました。
11月8日にお伺いした小生、さんざん悩んだあげくにグリーンを選びました。
そのつくしペンケースが出来上がってきたという連絡がありましたので、いそいそと平安工房へお伺いいたしまして。
受け取って参りました。
イヴェント限定オーダーつくしペンケース「グリーン」!
薄くて軽くて、中のペンがかちゃかちゃ動かないペンケースを探していました。
丸く円筒になってしまうと鞄の中で安定しないですし、けっこうかさばるんですよね。
中味はまだ厳選とは呼べない状態ですが、しばらくこれで運用してみたいと思います。
ジブン手帳miniとも実に相性のいい大きさです。
大事に使って行きたいですね。 -
いろいろ噂ばかりが先行していたクツワの「2枚刃鉛筆削り」、ようやく秋葉原のヨドバシアキバ2階で発見致しました。
パッケージが強烈です。
「最速! えんぴつけずり2枚刃」
「2枚の刃で2倍速く削りあがる!」
「ニマイバ!」
「FASTEST PENCIL SHARPENER」
「テスト時の削り時間短縮に!」
「特許出願中」
パッケージを剥いてしまうと、至ってシンプルに。
「最新」とか「最速」とか、そういう個性を感じる部分はあまりありません。
削り器の穴にはシャッターパーツがついていて、削りかすが外に出ないよう配慮されています。
引っ張ると、心臓部である削り器が出てきます。
刃は安心の中島重久堂製です。
裏面にもう1枚、刃がセットされています。
まさに2枚刃。
鉛筆を挟み込んで、2枚の刃で両面から同時に、一気に削り上げていくわけですね。
パッケージでは「約2倍の速さで削ることができます」「半分の回転数で削りあがるので刃が長持ち!」とあります。
削っていない鉛筆でも、8回転させると尖った状態にできるようです。
なので、実験してみました。
鉛筆は条件を整えるため、同一のものを使用します。
ぷんぷく堂の「半分鉛筆」です。
これを、新品の状態から手許にある4つの鉛筆削りで削っていきます。
1)クツワ「2枚刃鉛筆削り」380円(税抜)
2)ソニック「ラチェッタワン」300円(税抜)
3)KUM「Automatic Long Point」800円(税抜)
4)トンボ鉛筆「ippo! Wシャープナー」200円(税抜)
なお、3)Automatic Long Pointは新品ではなく、すでに何度も使用した状態で刃の摩耗が進んでいることを先にお断りしておきます。
テスト前に刃を交換すれば良かったのですが、記事を書く段階で気がつきました。申し訳ありません。
1)クツワ「2枚刃鉛筆削り」
きっちり8回転で芯が尖りました。
一般的な鉛筆削りより刃が2枚ある分それだけ抵抗も大きいと思うのですが、装飾を廃した握りやすさ重視のボディのお陰か、そこまで負担になるイメージではありません。
ただ、削り上がりが判断できませんので、8回転で削れることを知らずに使うと「時短」「鉛筆の経済性」や「刃の経済性」といった本製品のメリットを享受できない可能性があります。
8回を数えながら回し、「本当に削れているのか?」と恐る恐る引っこ抜く、最初はそうならざるを得ません。
ただ、本当に8回転できっちり削れているのには驚きました。
はて、そういえば、他の鉛筆削りではどれだけ回転させているのか?
2)ソニック「ラチェッタワン」300円(税抜)
鉛筆削り業界の台風の目として注目されているソニックのラチェッタシリーズ。
鉛筆を持ち替えることなく、手首を捻り返すことで楽に削ることのできるラチェット機構つきの最新型「ラチェッタワン」ですが、8回転ではここまでしか削ることができません。
尖るまで回しました。
ここまで来るのに、50回転させています。
ひと回転が軽いですし、鉛筆を持ち替える必要がないので楽ではありますが、「持ち替えて8回」と「ラチェットで50回」では、かかる時間が異なります。
速度で言えば、2枚刃が圧勝です。
3)KUM「Automatic Long Point」800円
Automatic Long Pointは、この4つの鉛筆削りの中では特殊な製品で、速度勝負ではやや不利であると思っています。
芯を長く出して鋭角に削る第一削り器と、長く剥き出しになった芯だけをさらに鋭角に削る第二削り器の二つの穴を持つ本製品は、もともと「速く削る」性能は持ち合わせていないからです。
それでも、第一削り器で8回転させるとここまで削ることが出来ます。
その後第一削り器で芯を剥き出し、第二削り器で仕上げをします。
ただ、途中で芯が折れてしまい、ここで一度出してしまいました。
ここまでに30回転です。
やり直しをかけて、40回転で最終的な仕上げをしましたが、これは前述の通り刃そのものが新品ではないことに起因している結果だと考えております。
4)トンボ鉛筆「ippo! Wシャープナー」
今回試した4つの中では最も安価で最も入手しやすい、学童用の2穴シャープナーです。
この写真で言うと、下が鋭角に削ることのできる鉛筆用、上が鈍角に仕上げる色鉛筆用です。
下の鉛筆用を使い、8回転でここまで削ることができました。
25回転でフィニッシュです。
削り心地は、実はこのWシャープナーが一番でした。
これも中の刃は中島重久堂です。
4種類の中で最も刃渡りが長く、2個のビスで固定されていますので安定した削りを堪能することができます。
結果を並べて見ました。
Automatic Long Pointはもともと鉛筆本体をたくさん削ってしまう(芯を長く出すために鉛筆自体を鋭角に削り出してしまう)ことと、芯が折れた影響で10回転分余計にかけてあるので、他のものに較べて極端に短くなってしまいました。
あとの3つは誤差の範囲と言っていいのではないでしょうか。
速度で言えば、宣伝に偽りなく2枚刃の圧勝でした。
これはかなり気持ちいいです。
万人に無条件でお勧めしたくなる「削り行為」です。
大人になると、鉛筆を使うシーンは減ってしまうかもしれません。
ただ、たまには思い出して欲しいのです。
鉛筆の香り、鉛筆の書き心地、鉛筆の筆記音を。
墨を擦る、万年筆にインキを入れる、鉛筆を削る。どれも精神を落ち着かせ、これからしたためる内容とその先にある成果に向け心の準備を行う行為です。また、その動作や匂いから軽い昂揚を憶える瞬間でもあります。
皆さまもぜひ、鉛筆をもう一度お楽しみ下さい。きっといいアイデア、生まれますよ。 -
昨晩のことです。
およめさんとムスメがホッチキスを使っていて、小生にこう言いました。
「針がなくなっちゃった。予備の針、ない?」
小生は文房具棚を漁ります。
ところが、探しても探しても、ホッチキスの針がありません。
数分後。
「もういい」
最後通告を受けました。
「ムスメが針を見つけてくれたから」
どうやら数本だけ針が残っている別のホッチキスを探して使ったようです。
これは屈辱でした。
「あんた、文房具マニアだって言ってるけど、ぜんぜん役に立たないじゃない」
言外にそう告げられている、と感じました。
今日、出かける予定があったので、少し早めに出て、丸善お茶の水店に寄りました。
ここは小生が上京してきて最初に出会った「東京の文房具店」で、大変思い出深く、また大好きなお店の一つでもあります。
ここでホッチキスの針を買い、用事を済ませて帰宅しました。
皆が寝静まった頃、共用のものとしてダイニングテーブル近くに置いてあるホッチキスをすべて回収し、空になったチャンバーに針をセットしていきます。
はりトルproが1台。
ヨビキスが2台。
HD-10NXが2台。
ホッチくるが1台。
最後のバイモ11は小生専用ですが、1台。
と、あることに気づきました。
──ヨビキスの背面タンクに針、まだ入ってんじゃん!
黄色のヨビキス、200本の針がまるまる使われないで収納されています。
家族がこれに気づいていれば、小生も屈辱を味わうことなく過ごすことができたわけです。
でもまあ、空のホッチキスに針を装填する作業は楽しく、作業終了時には屈辱感などどこかへ消え去っていました。
替えの針も箱で買ってきたことですし、結果的に問題はすべて解決したのですから、もう愚痴など言いますまい。
むしろ、家族のためにこういった消耗品を欠かさない「役に立つマニア」になろう、と心を入れ替えた小生なのでした。 -
1月22日に発売されました晋遊舎の「文房具完全ガイド」に、少しだけお手伝いをさせていただきました。
本誌は母体となる月刊誌「MONOQLO」で過去に掲載された文房具記事を再編集したものですが、この雑誌のために企画された最新記事も織り交ぜられています。
小生は冒頭の「最新文房具ベストランキング」と、その他の文房具の記事のいくつかにコメントをさせていただいております。
「最新文房具ベストランキング」、昨年末に行われた鼎談を元に構成されています。
もしよろしければ、書店やコンビニなどでお手にとってご覧になってみてください。
宜しくお願いします。 -
そもそもTOTONOEというブランドに、今までまったく縁がなかったのです。
なんかお洒落な紙製品があるな、というのは目の端に入っていたのですが。
このタイプのお洒落は、小生の立ち位置とはほど遠いなあ、と思っていたのです。
ところが、ちゃんと見てみると、けっこう惹かれるものがあるじゃないですか。
本当に気づきませんでした。紙製ボードシーズ「Carry Board」に、5×3カード仕様があるなんて!
紙の一辺を金具ではなく紙で挟んで止める「Carry Board」シリーズ。
製品群としては、
・縦型のA4サイズ
・クリヤホルダーの入るA4ワイドサイズ
・A4三つ折りの入るチケットサイズ
・情報カードの入る5×3カードサイズ
・名刺の入るカードサイズ
の5種類があります。
もちろん、小生が購入したのは5×3カードサイズ。
5×3カードは付属していませんので、手許にあるコクヨの5×3カード「シカ-30」をセットしてみました。
こんな感じで、カードの下部長辺を軽く挟み込んで使います。
1枚挟むことを想定しているのだろうとは思うのですが、2枚までは問題なく保持されました。
3枚になると紙の上端が前傾して倒れてきてしまい、可搬性にやや難が生じるようです。
背面ポケットには10枚までは入りました。ただ、スリムさを保ちたいと思われるなら、実用枚数は4枚ほどではないかと思います。
ぎっしり詰め込んでしまうと出すのが一苦労になりますし、もともとそういう多枚数をくわえ込むようなマチ構造にはなっていません。
これが天下のコクヨから発売されていて、紙製とはいえ702円(税込)という価格で販売されている、というのが凄いです。
実は密かに5×3カードのブームって来てるんじゃないでしょうか。ホントに。
5×3カード導入当初の悩みの一つに、「持ち運び用のジョッターって便利そうなんだけど、いきなり革製の何千円もするものには手を出しづらい」というものがあると思います。
このTOTONOEといい、カミテリアのメモッタラといい、安価でありながら実用性充分なジョッターが出てくると、そういった初心者の皆様方にお勧めしやすくてたいへん嬉しいですよね。
さあ、皆さまも気軽に5×3カード、試してみませんか?
このTOTONOEの5×3カードジョッターで、
・旅屋オリジナルジョッター
・旅屋カスタム2面ジョッター
・丸善オリジナルジョッター
・大丸藤井セントラル×ソメスサドルジョッター
・大丸藤井セントラル×ソメスサドルペンケースジョッター
・カミテリア「メモッタラ」×2
・TOTONOE
と、全部で8枚のジョッターを運用することになりました。
現在、各ジョッターはすべて違う場所に「配置」させています。
・旅屋オリジナルジョッター
→スーツの上着ポケットに
・旅屋カスタム2面ジョッター
→休日外出用のリュックの外ポケットに
・丸善オリジナルジョッター
→通勤鞄であるThinkAeroに
・大丸藤井セントラル×ソメスサドルジョッター
→休日外出用コートのポケットに
・大丸藤井セントラル×ソメスサドルペンケースジョッター
→ペンケースとしてThinkAeroに
・カミテリア「メモッタラ」赤
→通勤用コートの外ポケットに
・カミテリア「メモッタラ」白
→休日外出用のPORTER TANKERヒップバッグに
・TOTONOE
→未定
さて、TOTONOEはどこに配置されるのか?
