たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

四半世紀ぶりの5×3カード
大学時代、東京に来てから「この世にはこんなに多種多様な文房具が溢れているのか!」と感動したものです。
知的生産に関する書物を読みあさり、自分に合うシステムを構築するのが楽しかったあの頃。
様々なフォーマットに触れ、筆記具もノートも試しては悩み、試しては変えていったあの頃。

小生を通り過ぎていった文房具たち。
5×3カードもまた、そんな文房具のひとつでした。

「知的生産」と言っても、小生の使用メインは趣味の小説の執筆のためのもの。
ネタを書き出し、溜め込み、それを引っ張り出してきて吟味する。
今でもそうやって一冊の本を書いている作家さんは数多くいらっしゃると思います。
そんな方法に憧れ、メモ魔になるべく奮闘したのですが、肝心のネタは一向に溜まらず。
そして何か閃いたときには書くものがなかったり、別の手帳に書いてしまって集積ができなかったり。

そうした紆余曲折の末、5×3カードは小生の前から消えていきました。

でも。
あのカードを使うやり方には、未だに憧れを捨てきれないのです。
カードというばらばらのものを持ち歩く不便さが、自分の中のハードルだったのではないか。
あれが最初からノートで、後にカードとして切り離すことができたなら、少なくとも「カードを持ち歩いていなかった」というシーンは回避できたのではないか?

そして時は流れ、21世紀。
小生の手許に、また5×3カードが帰ってきました。



Mead社のスパイラルノートタイプ5×3カードです。



天がスパイラルワイヤーで止められており、横書き手帳の形態をしています。
一枚いちまいにミシン目が入っていて、切り取ればそのページが5×3カードになります。
罫は6.5mmで、引かれた線は均質ではなく、ところどころ膨らんだり細くなったり。まるで手書きで引いたみたいな風情です。



リング径が18mmほどあるので、リングの中に筆記具を入れておくことができます。
我が家の筆記具では、Vコーンがジャストサイズでした。
まるであつらえたかのようなフィット感が素晴らしいです。
ノック式だと押されてペン先が出てしまいそうですが、キャップ式のVコーンならそんな心配もありません。書き味は保証つきですし。
がしがし書いてばりばり破って、頭の体操というか脳のリハビリというか、とにかく何でも書いてどんどん使って行こうと思っています。

……この形でルーズリーフノートが出てくれると個人的には最強ツールになると思うのですが、いかがでしょうかメーカーさん。これではこういうノート型カードのような持ち運びはできないので……。

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コメント

1. 「お願い!ランキング」見ました

「最新文房具」とあったので、見てみたら「文房具総選挙」のダイジェスト版みたいなのでした。
他故様、コメントされてましたね。“大人の鉛筆”について。
あ!って思ったので。

Re:「お願い!ランキング」見ました

あ、再放送にVTR使われていましたか。うちはその時刻、ムスメがアニメ予約していたので録画することができず……ご報告ありがとうございました!
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