別に偉そうなことを言うつもりはないのです。
ただ、鉛筆が好きで、それを持ち歩いて使うためにはやっぱり消しゴムが必要で、それもちゃんと消えるお気に入りに消しゴムを持ち歩きたくて、さらに言えば鉛筆削りだってしっかり気持ちよく削れて削りかすがこぼれないものをひとまとめにしたくて。
そんな筆箱を探していました。
筆箱に入れたいものは、
・キミック(鉛筆補助軸)
・アーチ(消しゴム)
・2枚刃(鉛筆削り)
の3点です。
鉛筆は新品状態では長いもので、これを収納できる筆箱はその段階で選択肢を減らしてしまうものですが、短くなった鉛筆を補助軸であるキミックで持ち歩く小生のスタイルなら全長問題は発生しません。
ただ、四角い消しゴムと、カスの零れない鉛筆削り──この二つは鉛筆と異なり、立体物です。
ある程度の直径を持つ筆箱でないと収納ができません。
軽量でコンパクトな状態の筆箱を夢想していました。
そして可能であるならば、その筆箱は革製であって欲しい。
持ち歩いて愛着の湧くものであって欲しい。
もうひとつ、形状についての希望がありました。
分厚くないもの、手に馴染むスリムさのあるもの、そして何より立つ機能があるもの。
条件が増えました。
そこまで言うなら、ゼロから作るもの手でしょう。
でも小生は、まずはそんな小生の勝手な理想をカバーできる既製品がないかどうかを探す旅に出ました。
作るのも好きですが、探すのも好きなのです。
巡り会うこと自体に興味があるのです。
結果として、インターネットの偉大さを痛感することになります。
Twitterで繋がっている知人から、快い申し出がありました。
現在休眠中の革製ペンケースがあるので、それを譲って下さると。
土屋鞄製造所の、現在では販売が終了したドラムペンケースです。
上部に蓋があり、筒型のボディにペンを収納します。
ですが、この形では困るのです。
筒型では、消しゴムや鉛筆削りが胴内に沈み込んでしまって、すぐに取り出すことができません。
サイドジップがハラキリになって、筒が「開き」になるなら別ですが……短いサイドジップがありますね……このサイドジップは何でしょう……。
実は。
サイドジップは本体内に抜けておらず、ポケットとして機能していました。
ここに消しゴムを入れることで、筒型の本体に消しゴムが沈み込んでしまうことはなくなります。
そして開けた蓋の内側が、よもやの鉛筆削りの定位置に!
内部にペン(補助軸の他に万年筆やボールペン)やペン形状の文房具(ハサミやふせん)を入れることで鉛筆削りは胴内に落ち込まず、結果として蓋を開けると素直に蓋の裏に鉛筆削りが残るようになりました。
偶然の産物とはいえ、ここまで気持ちよく納まるとは!
これひとつ持ち出せば、日常の生活に困ることはありません。
ほぼパーフェクト筆箱が完成してしまったのです。
あとは愛着を持って常に携行し、活躍の場を与えるだけです。
本当に嬉しい出会いでした。
お譲り頂いたTさんには本当に感謝致します。ありがとうございました。
ただ、鉛筆が好きで、それを持ち歩いて使うためにはやっぱり消しゴムが必要で、それもちゃんと消えるお気に入りに消しゴムを持ち歩きたくて、さらに言えば鉛筆削りだってしっかり気持ちよく削れて削りかすがこぼれないものをひとまとめにしたくて。
そんな筆箱を探していました。
筆箱に入れたいものは、
・キミック(鉛筆補助軸)
・アーチ(消しゴム)
・2枚刃(鉛筆削り)
の3点です。
鉛筆は新品状態では長いもので、これを収納できる筆箱はその段階で選択肢を減らしてしまうものですが、短くなった鉛筆を補助軸であるキミックで持ち歩く小生のスタイルなら全長問題は発生しません。
ただ、四角い消しゴムと、カスの零れない鉛筆削り──この二つは鉛筆と異なり、立体物です。
ある程度の直径を持つ筆箱でないと収納ができません。
軽量でコンパクトな状態の筆箱を夢想していました。
そして可能であるならば、その筆箱は革製であって欲しい。
持ち歩いて愛着の湧くものであって欲しい。
もうひとつ、形状についての希望がありました。
分厚くないもの、手に馴染むスリムさのあるもの、そして何より立つ機能があるもの。
条件が増えました。
そこまで言うなら、ゼロから作るもの手でしょう。
でも小生は、まずはそんな小生の勝手な理想をカバーできる既製品がないかどうかを探す旅に出ました。
作るのも好きですが、探すのも好きなのです。
巡り会うこと自体に興味があるのです。
結果として、インターネットの偉大さを痛感することになります。
Twitterで繋がっている知人から、快い申し出がありました。
現在休眠中の革製ペンケースがあるので、それを譲って下さると。
土屋鞄製造所の、現在では販売が終了したドラムペンケースです。
上部に蓋があり、筒型のボディにペンを収納します。
ですが、この形では困るのです。
筒型では、消しゴムや鉛筆削りが胴内に沈み込んでしまって、すぐに取り出すことができません。
サイドジップがハラキリになって、筒が「開き」になるなら別ですが……短いサイドジップがありますね……このサイドジップは何でしょう……。
実は。
サイドジップは本体内に抜けておらず、ポケットとして機能していました。
ここに消しゴムを入れることで、筒型の本体に消しゴムが沈み込んでしまうことはなくなります。
そして開けた蓋の内側が、よもやの鉛筆削りの定位置に!
内部にペン(補助軸の他に万年筆やボールペン)やペン形状の文房具(ハサミやふせん)を入れることで鉛筆削りは胴内に落ち込まず、結果として蓋を開けると素直に蓋の裏に鉛筆削りが残るようになりました。
偶然の産物とはいえ、ここまで気持ちよく納まるとは!
これひとつ持ち出せば、日常の生活に困ることはありません。
ほぼパーフェクト筆箱が完成してしまったのです。
あとは愛着を持って常に携行し、活躍の場を与えるだけです。
本当に嬉しい出会いでした。
お譲り頂いたTさんには本当に感謝致します。ありがとうございました。
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