先週お伺いした吉祥寺のサブロで購入したコバトのパロディグッズたちは、以前のエントリーでもご紹介致しました。
前回は紙製品だけでしたが、今回はその時いっしょに購入したクリアホルダーをご紹介しようかと。
あ、その前に。
みなさん、これ↓って何て呼んでますか。
透明あるいは不透明で、様々な印刷がされている場合もありますが、概ね「左端と下端を溶着した樹脂製で、用紙を挟んで持ち歩くための文房具」。
前述の通り、わたしはこれをクリアホルダーと呼称しています。
クリア(透明)じゃないものも、樹脂製だとクリアホルダーとまとめて呼びます。紙製だとホルダー。
「あれ? クリアファイルじゃないの?」と仰る向きもあるかと存じます。
クリアファイルはこちら。
透明の袋を一冊に束ね、用紙をファイリングできるものをクリアファイルと呼称します。
ファイルは「すでに記載された用紙を束ねて整理するための文房具」の総称です。
透明の袋がたくさん入っていても、用紙に穴を開けて金具で閉じても、穴を開けないレバー式でぎゅっと閉じても、箱に並べて綺麗に収めても、複数枚の用紙を束ねて整理するための文房具はみんな「ファイル」。
なので、中にどれだけ複数の紙を詰め込んでも「用紙を整理した(ファイル)」のではなく「用紙を保持した(ホールド)」だけなので、クリアホルダーはクリア「ホルダー」なのです。
ちなみに、「じゃ、バインダーって何よ」というと、未記入の(記入途中や追記の可能性のあるものを含む)筆記用紙を束ねたものをバインダーと呼称します。
だから、ルーズリーフを束ねるものはルーズリーフバインダー。
ファイルは「書類(手書きのものを含みはしますが……)」を整理し、最終的にはその書類を保管するもの、という区別なのですね。
参照:日本ファイル・バインダー協会
「どんな種類があるの?」
「ファイルとバインダーの違い」
で、ここからが本題です。
コバトのパロディはなかなかに尖っていて楽しいのです。
まずはこちら。
これだけ見てにやりとするのは、もはや50代に突入している世代かもしれません。
裏面。
表は透明(まさに「クリアホルダー」!)で、中に印刷した紙が入っている状態です。
裏はブルーで印刷されており、文字は透明に抜けています。写真では、中に入っている用紙の白が抜けている状態ですね。
これのネタ元はこちら。
マルマンのファイルノート「VUE」シリーズです。
マルマンは、ルーズリーフバインダーにルーズリーフが入った状態で販売される製品を「ファイルノート」と呼称します。日本ファイル・バインダー協会の区分けとは異なる呼び方ですね。
「VUE」は表紙が透明で、好きな用紙を挟んでカスタマイズすることを推奨している製品でした。ただ、販売されている状態で表紙に挟まった中紙に「DO IT YOURSELF」と書かれた文字が印象的で、結局なにも挟まずに使った記憶があります。
次。
こっちもまたハードル高いかもしれませんね。
この色! この書体! この惹句!
パロディとしての完成度が異常に高い製品です。
ピンと来た方は、手書きで製図をされた経験があるのでは?
これのネタ元はこちら。
トチマン(栄テクニカルペーパー)のトレーシングペーパー(設計・製図用紙)です。
裏面の惹句や、トチマンマークの半括弧みたいなカーブの再現まで、完璧です。
店頭で見た瞬間に「これは判る人は楽しいだろうけど、めっちゃ人を選ぶなあ」と思いましたよ。
マルマンの「VUE」はすでに製造終了(1971年発売の製品ですしね)、トチマンのトレーシングペーパーも実はいまパッケージデザインが変わっています(写真のものは現在発売されているクリーンルーム用ペーパー)。
それを踏まえても、この2枚はちょっとやりすぎというか、企画した方の年代がわたしと同じくらいじゃないか、若者ぶっちぎりじゃないか、という点でも実に素晴らしい製品かと。
ほかのマイナー系パッケージもどんどん出して欲しいですね。
応援してます!
追記;日本ファイル・バインダー協会の区分に従うなら、本製品群は「クリアホルダー」です。
だから「do it clear file folder!」「CLEAR FILE FOLDER」の表記がとても気になるのですが(クリア「ファイル」じゃないし「フォルダー」じゃないし)、まあそこを突っ込むのは無粋ですよねきっと。
前回は紙製品だけでしたが、今回はその時いっしょに購入したクリアホルダーをご紹介しようかと。
あ、その前に。
みなさん、これ↓って何て呼んでますか。
透明あるいは不透明で、様々な印刷がされている場合もありますが、概ね「左端と下端を溶着した樹脂製で、用紙を挟んで持ち歩くための文房具」。
前述の通り、わたしはこれをクリアホルダーと呼称しています。
クリア(透明)じゃないものも、樹脂製だとクリアホルダーとまとめて呼びます。紙製だとホルダー。
「あれ? クリアファイルじゃないの?」と仰る向きもあるかと存じます。
クリアファイルはこちら。
透明の袋を一冊に束ね、用紙をファイリングできるものをクリアファイルと呼称します。
ファイルは「すでに記載された用紙を束ねて整理するための文房具」の総称です。
透明の袋がたくさん入っていても、用紙に穴を開けて金具で閉じても、穴を開けないレバー式でぎゅっと閉じても、箱に並べて綺麗に収めても、複数枚の用紙を束ねて整理するための文房具はみんな「ファイル」。
なので、中にどれだけ複数の紙を詰め込んでも「用紙を整理した(ファイル)」のではなく「用紙を保持した(ホールド)」だけなので、クリアホルダーはクリア「ホルダー」なのです。
ちなみに、「じゃ、バインダーって何よ」というと、未記入の(記入途中や追記の可能性のあるものを含む)筆記用紙を束ねたものをバインダーと呼称します。
だから、ルーズリーフを束ねるものはルーズリーフバインダー。
ファイルは「書類(手書きのものを含みはしますが……)」を整理し、最終的にはその書類を保管するもの、という区別なのですね。
参照:日本ファイル・バインダー協会
「どんな種類があるの?」
「ファイルとバインダーの違い」
で、ここからが本題です。
コバトのパロディはなかなかに尖っていて楽しいのです。
まずはこちら。
これだけ見てにやりとするのは、もはや50代に突入している世代かもしれません。
裏面。
表は透明(まさに「クリアホルダー」!)で、中に印刷した紙が入っている状態です。
裏はブルーで印刷されており、文字は透明に抜けています。写真では、中に入っている用紙の白が抜けている状態ですね。
これのネタ元はこちら。
マルマンのファイルノート「VUE」シリーズです。
マルマンは、ルーズリーフバインダーにルーズリーフが入った状態で販売される製品を「ファイルノート」と呼称します。日本ファイル・バインダー協会の区分けとは異なる呼び方ですね。
「VUE」は表紙が透明で、好きな用紙を挟んでカスタマイズすることを推奨している製品でした。ただ、販売されている状態で表紙に挟まった中紙に「DO IT YOURSELF」と書かれた文字が印象的で、結局なにも挟まずに使った記憶があります。
次。
こっちもまたハードル高いかもしれませんね。
この色! この書体! この惹句!
パロディとしての完成度が異常に高い製品です。
ピンと来た方は、手書きで製図をされた経験があるのでは?
これのネタ元はこちら。
トチマン(栄テクニカルペーパー)のトレーシングペーパー(設計・製図用紙)です。
裏面の惹句や、トチマンマークの半括弧みたいなカーブの再現まで、完璧です。
店頭で見た瞬間に「これは判る人は楽しいだろうけど、めっちゃ人を選ぶなあ」と思いましたよ。
マルマンの「VUE」はすでに製造終了(1971年発売の製品ですしね)、トチマンのトレーシングペーパーも実はいまパッケージデザインが変わっています(写真のものは現在発売されているクリーンルーム用ペーパー)。
それを踏まえても、この2枚はちょっとやりすぎというか、企画した方の年代がわたしと同じくらいじゃないか、若者ぶっちぎりじゃないか、という点でも実に素晴らしい製品かと。
ほかのマイナー系パッケージもどんどん出して欲しいですね。
応援してます!
追記;日本ファイル・バインダー協会の区分に従うなら、本製品群は「クリアホルダー」です。
だから「do it clear file folder!」「CLEAR FILE FOLDER」の表記がとても気になるのですが(クリア「ファイル」じゃないし「フォルダー」じゃないし)、まあそこを突っ込むのは無粋ですよねきっと。
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