永いこと文房具マニアを名乗ってきましたけど、ひとつだけひっかかることがありました。
テレビ東京『TVチャンピオン』第1回全国文房具通選手権のことです。
第2回(1999年)に高畑正幸が前文具王不在の状態で優勝し、その後第3回、第4回と優勝を重ねたことはつとに有名です。
では、第1回とはどういう大会だったのか? 見た記憶すらないのです。これが。ホントに。
第1回全国文房具通選手権は、1993年(平成5年)9月16日に放映されています。
以降、第1回についての情報は書籍『TVチャンピオンへの道!!』(テレビ東京著/データハウス発行 1997年7月19日刊行)に依ります。
本書で語られている内容を、引用の範囲で以下に記載致します。
第1ラウンド:銀座伊東屋
【出題】各フロアにある文房具について3つのヒントが出され、早い者勝ちでその製品を持ってきた者に1ポイント。だんだん階を上がっていき、最後に得点が多い順に第2ラウンドへ勝ち抜け。
第2ラウンド:日本文具資料館
【出題】出題された文房具を視覚・聴覚・触覚で確かめ、メーカー名と製品名を解答する。
決勝ラウンド:スタジオ
【出題】えのきどいちろうとやくみつるが仕事をしている(という設定)。彼らが机から落とすものをヒントに早押しでメーカーと製品名を答える。
第1ラウンドからしてハードです。旧伊東屋の中を早押ししながら点を稼ぎ、階上に向けて進んでいく──まさに『死亡遊戯』。
ここで何名参加し、何名が第2ラウンドに進んだのかは、本書には記載がありません。
第2ラウンドはさらにハードです。液体のりを当てる問題ではシャーレに液体のり、5種類のボールペンメーカーを当てる問題ではキャップとボール(!)のみ……。
最終ラウンドは、記述で見る限りは3名による決勝戦。
やくみつる氏が落としたものは消しカス、えのきどいちろう氏が落としたものはシャープペンの芯……。
決勝ラウンドに進出した方の名前は明記されています。
富山邦生。
松本巌。
古澤あい子。
そしてこの中で、決勝ラウンドを制した初代文具王は──古澤氏でした。
文房具イラストの第一人者であり、文具王のイラストに多大なる影響を与えた富山邦夫=富山邦生=富山祥瑞氏がここに参加していたこと自体、初耳でした。
松本巌氏に関しては、ググって出てくるのが出場したご本人かどうかの確証は得られませんでした。
古澤あい子氏はいまググると、ぺんてるのコーポレートレポート2009が出てきます。『TVチャンピオンへの道!!』記事内では「オフィスのファイリングシステムを企画提案するコンサルタント会社に勤務」とありますので、恐らく収録時はコンサル会社にいて、その後ぺんてるに転職されたんじゃないかなあと思っています。
古澤氏がディフェンディングチャンピオンとして登場しなかった理由はもちろん判らないわけですが、もし高畑氏が挑戦者として古澤氏と戦ったらどうなったのでしょうか。
そして、もしわたしもその場にいたとしたら──まあ、まったく歯が立たなかったのだろうなあと。それはifじゃなくて、事実ですけどね。
本書は図書館で借りたものなので、期限が来れば返却せねばなりません。
古本も検索しているのですが、なかなか出てきませんね。
でも可能であれば手許に置いておきたいものです。
テレビ東京『TVチャンピオン』第1回全国文房具通選手権のことです。
第2回(1999年)に高畑正幸が前文具王不在の状態で優勝し、その後第3回、第4回と優勝を重ねたことはつとに有名です。
では、第1回とはどういう大会だったのか? 見た記憶すらないのです。これが。ホントに。
第1回全国文房具通選手権は、1993年(平成5年)9月16日に放映されています。
以降、第1回についての情報は書籍『TVチャンピオンへの道!!』(テレビ東京著/データハウス発行 1997年7月19日刊行)に依ります。
本書で語られている内容を、引用の範囲で以下に記載致します。
第1ラウンド:銀座伊東屋
【出題】各フロアにある文房具について3つのヒントが出され、早い者勝ちでその製品を持ってきた者に1ポイント。だんだん階を上がっていき、最後に得点が多い順に第2ラウンドへ勝ち抜け。
第2ラウンド:日本文具資料館
【出題】出題された文房具を視覚・聴覚・触覚で確かめ、メーカー名と製品名を解答する。
決勝ラウンド:スタジオ
【出題】えのきどいちろうとやくみつるが仕事をしている(という設定)。彼らが机から落とすものをヒントに早押しでメーカーと製品名を答える。
第1ラウンドからしてハードです。旧伊東屋の中を早押ししながら点を稼ぎ、階上に向けて進んでいく──まさに『死亡遊戯』。
ここで何名参加し、何名が第2ラウンドに進んだのかは、本書には記載がありません。
第2ラウンドはさらにハードです。液体のりを当てる問題ではシャーレに液体のり、5種類のボールペンメーカーを当てる問題ではキャップとボール(!)のみ……。
最終ラウンドは、記述で見る限りは3名による決勝戦。
やくみつる氏が落としたものは消しカス、えのきどいちろう氏が落としたものはシャープペンの芯……。
決勝ラウンドに進出した方の名前は明記されています。
富山邦生。
松本巌。
古澤あい子。
そしてこの中で、決勝ラウンドを制した初代文具王は──古澤氏でした。
文房具イラストの第一人者であり、文具王のイラストに多大なる影響を与えた富山邦夫=富山邦生=富山祥瑞氏がここに参加していたこと自体、初耳でした。
松本巌氏に関しては、ググって出てくるのが出場したご本人かどうかの確証は得られませんでした。
古澤あい子氏はいまググると、ぺんてるのコーポレートレポート2009が出てきます。『TVチャンピオンへの道!!』記事内では「オフィスのファイリングシステムを企画提案するコンサルタント会社に勤務」とありますので、恐らく収録時はコンサル会社にいて、その後ぺんてるに転職されたんじゃないかなあと思っています。
古澤氏がディフェンディングチャンピオンとして登場しなかった理由はもちろん判らないわけですが、もし高畑氏が挑戦者として古澤氏と戦ったらどうなったのでしょうか。
そして、もしわたしもその場にいたとしたら──まあ、まったく歯が立たなかったのだろうなあと。それはifじゃなくて、事実ですけどね。
本書は図書館で借りたものなので、期限が来れば返却せねばなりません。
古本も検索しているのですが、なかなか出てきませんね。
でも可能であれば手許に置いておきたいものです。
コメント