たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

アイデアマラソンに憧れる
発想を常に書き留める。
それを時系列に並べる。
分類は不要。質より量。ノートを常に携帯。ノートの量が努力を表し、必ず自分の能力を下支えしてくれる。
樋口健夫氏の提唱する「アイデアマラソン発想法」は、小生の現在考えている「外なる脳」の完成形です。

これをやりたくて、常にモレスキンラージを持ち歩く小生です。
ただ、小生の場合は「アイデア=小説のネタ」。モレスキンラージはあくまで小説のネタになりそうなことだけを記入する「限定的“外なる脳”」です。

分類はするな、という鉄則に反していますね。
情報を一ヶ所に集中し、分散紛失を防ぐ、という考え方は大好きです。
だから小生は若い頃に使っていたバインダー式のシステムノートをやめ、今は綴りノートに、もっと端的に言えば「収納方法を均一にするために」モレスキンを使い続けているわけで。
小生にとって、「保存すべき情報」はたった一つ。「小説を書くことに役立つネタ」だけです。
総てのアイディアがそこに帰結します。
小説に関係ないと思われる発想でも、「ネタに使えるかも」と判断したものはモレスキンラージに。
それ以外の日記・雑記・お小遣い帳的データは帰宅してからツバメノートに。

モレスキンポケットに書いたネタやポストイットに書いたコネタをモレスキンラージに転記したり貼りつけたりも忘れません。
モレスキンポケットを持ち歩くのは、モレスキンラージを持ち歩くことができない状況でも「書くものがない」という状況に陥らないため。「書きたいのにノートがないという飢餓感・焦燥感」を和らげるためです。一種の保険ですね。
だから最低のシステムとしてのモレスキンポケット、上位システムとしてのモレスキンラージ、という二段階のノートがあることは小生にとっては自然なことです。

ここで困るのは、「明らかに小説ネタにならないのに面白いアイディアが浮かんだとき」あるいは「記録すべき何かが目の前に存在していて、それを咄嗟に分類できないとき」です。
このときは小生、迷うことなくモレスキンポケットに書き込むようにしています。そこに書きつけることで情報が固着し、その後その文章を眺めながら「これは小説に使える」と思えば転記すればいいのですから。

唯一、情報を分けているのが文房具関連。限定的な記録としてBUNGU JAM関係だけはTATAMIノートに記載し、トラベラーズノートとして持ち歩いています。
これは「普段から文房具のことを考えて何かを書き込むことはない」という経験則と「状況を抽出して時系列で残しておきたい」という欲求、「打ち合わせの時に常に取り出せる(=ノートの不携帯を防ぐ)」安心感のための分離措置なのですが。

情報の一元化に憧れていながら、4冊のノートを使い分けざるを得ない現在。
悩みどころではあるのですが、とりあえずはこのまま使い続けていく予定です。


あれ?
ここの日記でMDノートをメインにしたんじゃないかって?
うーむ。
やっぱりハードカバーじゃないと電車内記帳に問題があったんですよ……。

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コメント

1. アイデアマラソン

こんにちわ。アイデアマラソンの考案者の樋口健夫です。ブログを読ませていただきました。アイデアマラソンにご関心をお持ちになるのは当然と思いました。小説に関係のあるものも、無いものも、すべて一元化、一本化することで、ノートや手帳を一冊にすることで、長い期間には、①見やすさ、②時系列が崩れない、③自分の変化が分かるなど、やりやすいと私は思っています。ただ、ご自分のやり方を続けて行かれるのもよいとも思います。すでにモレスキンをを4冊とはすごいですね。大切に、なくさないように、バックアップを取っておくことも必要でしょう。

ご質問があれば、
http://www.idea-marathon.net/
を通じてどうぞ。
また、アイデアマラソンのトレーニングブログは
http://diary.jp.aol.com/ideamarathon/
です。

2. 驚きました

>樋口さん
まさかご本人のコメントがつくとは思ってもみませんでした。
ご来訪ありがとうございます。

アイデアマラソンは走り続けることに意義があると思っております。
我流で走り続けることをお許しください。
文房具マニアのアマチュア小説家がどこまで行けるのか──ご期待下さい。
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