たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

自分の行動のルーツを探る【写真編】
なぜ写真を撮るようになったのか。
カメラに興味を持ったきっかけは何だったのか。
街歩きの原動力はどこから来るのか。

この答えは明白です。
小生が高校生の時──今から23年前。
雑誌『写真時代』を偶然購入し、そこで見た記事がルーツです。

超芸術トマソン。
今でも色褪せない、考現学の概念。

久しぶりに文庫版『超芸術トマソン』(赤瀬川原平・著 ちくま文庫・刊)を引っ張り出して読んでいます。
この世にトマソンが生まれたのが昭和47年(1972年)。四谷の純粋階段が発見されてから、今年でもう34年が経ちました。
時代は移り変わりました。小生も大人になりました。お金を稼ぐようになり、カメラも購えるようになりました。

なぜカメラを購ったのか。

トマソンを撮るため、です。

小生の写真が未だに「街中で」「スナップで」「建物ばかりで」「かりかりにシャープな写真で」「構図もへったくれもない」のは、総てトマソン撮影がそのスタイルのメインだからなのです。

写真は記録です。
ネタです。
ネタの面白さを記録するためのものです。

そこに作為があってはいけない。
演出があってはいけない。
現実にあるものが面白いのであって、写真が面白いのではない。写真で面白くしてはいけない。

意外なほどに難しいものです。
写真は決して「真実を写しているわけではない」ですから。
写真はキャプション次第でどのようにでも解釈できるのですから。

これは小生の写真に関してのもうひとつの愛読書『新版 写真のワナ』(新藤健一・著 情報センター・刊)に詳しいのですが。
その話題はまたいすれ。

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