味わい深いものです。
小生の愛する『文房具 知識と使いこなし』(市浦潤・著 新潮文庫)にも、アメリカンな文房具がたっぷり登場します。
日本の製品はスマートで高性能なものが多いですけど、アメリカンな文房具は大雑把で安っぽくて、だからこそ毎日まいにち消耗していっても惜しくない、思いっきり愛用できるものだったりするんですよね。
1980年代、まだまだアメリカは憧れの国でした。ヨーロッパのすました感じではなく、マッチョでパワフルなイメージのある、活気溢れる世界一の国、という印象。
こまけえことはいいんだよ! を地で行くお国柄だったような気がします。
そんなアメリカに憧れて、いろいろ試しては楽しんだものです。
で、21世紀。
アメリカは憧れの国ではなくなりました。
少なくとも、文房具に限って言えば。
日本の文房具の進化は間違いなく世界一で、それを中心に生活していると、なかなかアメリカン文房具が入り込む隙間はありません。
それでも、急に使いたくなる瞬間が訪れたりします。あの、ざらっとした紙の書き味が欲しくなるときがあるのです。
性能だけが心地よさではない、と身体が告げています。
オフィスに書類が舞い飛ぶ摩天楼! もうそんなものはないのかもしれません。パラレル世界の、80年代で進化の止まった「世界一の国」──そんな妄想を抱かせる、レトロとはちょっと違ったアメリカン文房具。
イエローペンシルとリーガルパッドさえあれば、気分はマンハッタン・オフィスワーカー!
小生の愛する『文房具 知識と使いこなし』(市浦潤・著 新潮文庫)にも、アメリカンな文房具がたっぷり登場します。
日本の製品はスマートで高性能なものが多いですけど、アメリカンな文房具は大雑把で安っぽくて、だからこそ毎日まいにち消耗していっても惜しくない、思いっきり愛用できるものだったりするんですよね。
1980年代、まだまだアメリカは憧れの国でした。ヨーロッパのすました感じではなく、マッチョでパワフルなイメージのある、活気溢れる世界一の国、という印象。
こまけえことはいいんだよ! を地で行くお国柄だったような気がします。
そんなアメリカに憧れて、いろいろ試しては楽しんだものです。
で、21世紀。
アメリカは憧れの国ではなくなりました。
少なくとも、文房具に限って言えば。
日本の文房具の進化は間違いなく世界一で、それを中心に生活していると、なかなかアメリカン文房具が入り込む隙間はありません。
それでも、急に使いたくなる瞬間が訪れたりします。あの、ざらっとした紙の書き味が欲しくなるときがあるのです。
性能だけが心地よさではない、と身体が告げています。
オフィスに書類が舞い飛ぶ摩天楼! もうそんなものはないのかもしれません。パラレル世界の、80年代で進化の止まった「世界一の国」──そんな妄想を抱かせる、レトロとはちょっと違ったアメリカン文房具。
イエローペンシルとリーガルパッドさえあれば、気分はマンハッタン・オフィスワーカー!
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