たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

新装中村文具店にようやく訪店
なかなか時間が取れなくてお伺いできなかった、新装された武蔵小金井の中村文具店
本日、ようやくお伺いすることができました。



かっこいい建物です。
旧中村文具店より、坂道一本分だけ武蔵小金井駅に近づいた、そんなイメージの場所です。



中もかっこいいです。



落ち着ける雰囲気の、実に昭和テイストあふれるお店ですね。
店主の中村さんの笑顔と同じくらいにほっこりできます。



でまあ、商品のこととか最近の文房具業界のこととかお互いのこととかをのんびり語っていたら、あっという間に2時間が経過してしましました。
本当に居心地のいいお店です。
今日は取り置きをお願いしていた商品の受け取りと、あとは店内で目についた「これは買わないとあかんやろ」的な商品を数点購入してまいりました。

まずは取り置きをお願いしていたこれから。



ロットリングのアルトロです。
万年筆が発明される以前の、プレ万年筆とも呼べるスタイログラフィックペン(ペン先に針が仕込んであって、針が押されて引っ込むと中のインキがペン先に出てくる仕組み)の機構を採用したペンです。



1991年の発売当初、小生はこれが大好きで、購入して大喜びで使っていたのです。ボディカラーは黒でした。
ところがある日、何の前触れもなく手許から消失してしまいまして。
それ以降入手も困難で、実に四半世紀に渡って探し求めていたのです。
今改めて書いてみますと、他の筆記具にない不思議な書き味です。つるつるなんですよ。つるつる。

ここからは、店頭で観て惚れ込んだ製品群です。
まずは消しゴムがふたつ。



後ろの長いものが、ラビットの「IDEAL-BO」。
手前の小さい方が、『シルバー仮面』消しゴムです。



「IDEAL-BO」(アイデアルボー、でいいのでしょうか)は真ん中の白いスライダーを操作することで、左右に消しゴムを繰り出すことができます。
透明なケース部分の樹脂は肉厚があり、全体的にけっこうな重量感があります。
実は右の緑の消しゴムと左の青の消しゴムは、スライダーパーツの下の白い部分で繋がっています。一本の同じ消しゴムが三色になっているんですね。
どんなメリットがあるのか、いまひとつはっきりしない製品ですが、今こういう大胆な構造の消しゴムって存在しないので実にグッときます。



『シルバー仮面』消しゴムはもうちょっと雑な作りです。
白い消しゴムとオレンジの消しゴムは明らかに素材が異なり、接着されています。
表面のシルバー仮面はジャイアント(11話以降の巨大化したシルバー仮面)なのに、裏面の宇宙人はチグリス星人(第1話に登場。第1話ではシルバー仮面はジャイアント化しない)なのが不思議です。



販売はばんそうです。そう! あの万創ですよ!

続いては渋いデザインのホッチキス。



プラス10。
もう美しい、の一言です。
ロゴかっこいい!

そして今回の目玉。



コクヨのスケッチブック。
当時たくさんあった「そんなアニメはない表紙」シリーズですね。
いくつかTwitterでマニアの方が上げていたのを見ていて、いつかどこかで手に入れたいと思っておりました。
いったいいくつあるのか知らないのですが、見かけたら入手したいところです。

今回は大漁でした。
そして楽しい話を聞かせて下さった店主の中村さん、本当にありがとうございました。
また時間を作ってお伺い致します。

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