たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

横綱じゃないよ、横網だよ──はじめてのペントレ──
生まれて初めて、ペントレなるものにお伺い致しました。
万年筆のひとたちは怖いと思っていたので二の足を踏んでいたのですが、「いいものあるよ」と銀座五十音の宇井野さんにそそのかされ……誘引され、ふらふらと墨田区横網まで。

両国ですけど、横綱じゃないですからね。地名は横網ですから。

で、和田さんと宇井野さんの信頼文具舗+五十音コンビからお買い物。



まずは手前のペンケース。rethinkのリムペンスリーブ・ナッパネビア。カラーはカスターニョ(栗)。
そしてバッグはThinking Power Projectのシンクエアロ・トラベル
中に入っているのはSAUNDERSのストレージ・クリップボード「スリムメイト」です。


狙っていたのは、リムペンスリーブでした。
前々から憧れだったペンケースでしたが、やはり現物を見るとグッときます。



購入時はこんなふうに平べったい革の板みたいな状態ですが。



中に2本、かんぬき状の外スリーブに1本をセットすると──



くるりと丸まってコンパクトな3本差しになります。
革はナッパネビア。蝋のような光沢があり、触った部分から変色が始まります。この変化が楽しいですよね。革そのものは薄くしなやかで、ペンケース自体の重量を感じないほどです。



内容物は見えますが、落ちてしまうような心配はありません。天冠に工夫のある万年筆など入れると実に映えるのではないでしょうか。
この写真では消しゴムとしてモノゼロをいっしょに入れていますが、やはり運用上ちょっと無理があると思いましたので、すぐに外してしまいました。



シンクエアロはブリーフケースを通勤時に愛用しています。
去年からずっと出張用のバッグが欲しかったのですが、価格と機能のバランスで悩んでおりました。そこにブリーフケースと同じラインアップでトラベルが出る! とT教授から聞かされて狂喜乱舞したものです。
その後の先行予約で入手をし損ねておりましたので正式な販売を待っていたのですが、なんとペントレでまさかの先行販売!
これでゴールデンウイークの帰省時に悩まなくて済みました。
バッグの素材はタイベック。薄くて軽量で丈夫な、紙のように皺が入る丈夫な合成繊維です。
ブリーフケースと合わせて仕事にもプライベートにも使える超軽量バッグ、今からの使用が楽しみでなりません。



クリップボードの背面に開閉式のストレージボックスを内蔵した、「書くための大人のお道具箱」がこのスリムメイトです。
A4サイズの書類や筆記具、ちょっとした文房具や電卓などもぽいぽいと投げ込める実に使い出のある製品で、中にある筆記具を1本引っ掛けておくための仕切りをカッターで削除してあげると、A4書類をクリアホルダごと入れることができるようになります。
小生もさっそくその仕切りをカット。これで仕事に使える万能クリップボードができあがりました。

実にいい買い物ができました。
で、ほくほく顔で帰途に就いたのですが、途中で白身魚の野菜甘酢あんかけ定食を食べながら、小生は気づいてしまったのです。
ペントレに行ったのに、これでは銀座五十音や信頼文具舗で買い物をしたのとぜんぜん変わらないではないかと──!
ペントレに行った、という唯一の証拠は、先行発売されたシンクエアロ・トラベルを手に入れた事実だけでした。
うーむうーむ。

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