たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

ネタを練る
小説を書かない日常は寂し過ぎるので(笑)また書けるかどうかも判らないネタを練ったりしています。

読者を想定しろ、というのはよく言われることなのですが。
誰が読むのか、と。
プロではないですし、書店に置かれる本を書くわけではないのでここらへんは実はいちばん悩ましいところなのですが。

いま頭の中にあるのは、ズバリ同世代に向けてのネタ。
つまり、もっとも売れないゾーンへの語りかけ。プロならチャレンジゾーンですし、編集者なら「売れないからやめろ」って言われそうな読者層(笑)

キーワードは「憧憬」でしょうかね。あとは「回顧」「懐古」あるいは「やり直せるなら」。

主人公は30代後半の男。妻あり、共働き、子供なし。
子供のころから「自分はもしかしたら誰かを殺したことがあるのではないか」と思い込み、今でもたまに夢でその光景を見てしまう男。
大学時代につき合っていたことのある女性から、「娘が中学に上がりました」という絵はがきがくる。
その写真を見て、その子が好きだった女性にそっくりになっていることに驚きを憶える主人公。
週末のある日。妻に連れられて面白くもない美術館巡りをしている最中、館の横にある森で涼んでいると道に迷い、そこでひとりの少女に導かれて外に出ると──そこは自分が通っていた大学のすぐそば。
店で食事をし、中古レコードショップでレコードを選び──少女と歩くその街は、自分の記憶にある15年前と変わらない。
森に戻り、別れを告げる少女。妻が迎えに来ても、男は呆然とするばかり。
少女ははたして何者なのか──妻に秘密を持ってしまった自分はどうすればいいのか。

これ、どうやって膨らめれば「大人の童話」として完成するのでしょうかね。
願望とか欲望とか鏤めましょうか。それとももっとトラウマ全開?

こういうひとりブレインストーミングも大好き。
オチ考えてからでないと書き出せないので、これはここまで、ですけど。

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