たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

東京駅のババ・トライアングル
トマソンの概念はご存知ですか?
そう、超芸術トマソン。のちに路上観察学会も立ち、考現学の新たな視点の一つとなった概念です。
その各論の一つに「高田馬場のババ・トライアングル」という物件がありました。
手すりで囲まれてしまい、階段としては無用のものとなってしまった高田馬場の階段(の一部)をそう呼んだのですが。

この21世紀に、まだババ・トライアングル物件が拝めるとは思ってもみませんでした。
しかも東京駅で。しかも新幹線改札のすぐ近くで。

21世紀のババ・トライアングル1

この手すりの奥の階段部分は、完全に「階段としては死んだも同然」ですよね。

21世紀のババ・トライアングル2

柱の隙間からだって入れません。本当に「?」って感じです。
まだこの世にはいくつもの「トマソンの亡霊」が眠っています。
もっともっと、カメラの眼でハンティングしたいなあ。

拍手[2回]

コメント

1. これは面白い

東京駅を毎日使っているのですが、気がつきませんでした。
実際に見てみようと思います。

2. おや? と思うこころ

>tcpさん
もちろん理論的に考えればいろいろ理由は思いつくわけですが、トマソンはそういう理屈をぶっとばすチカラがあります。
ちょっと視点を変えるだけで、街にはいろいろ愉しみが落ちているものですよね。
コメントを書く