"【小説を書く】"カテゴリーの記事一覧
-
通勤電車の中で、自分の小説に赤を入れます。
入れてみると判ることがたくさんあります。
・キャラクタの口調が統一されていない
びっくりするくらい、最初と最後で口調が違います。こなれてないですね。
・キャラ配置を間違っている場所がある
書いている時は間違っていないと思っていますからばりばり書き進んでしまいますが、読み返してみたら同じ人が何度も倒されています……。
・言い回しがくどい
大事なことだからとはいえ、同じような表現が数行後にまた出てきちゃいかんです。
そして重要なのが、「自分の小説は自分には面白い」という事実です。
当たり前なのですが、自分が読みたい、自分がかっこいいと思って書いている小説なので、自分には面白いんです。
これが読者に伝わるのであれば万万歳なのですが、まあそう上手くは行きませんよね。
そろそろおよめさんに読んでもらって、駄目出ししてもらわなきゃ。 -
本当はそろそろプリントアウトしてチェックの時期なのですけど。
いままでどのくらい書いたのか確認してみましょうか。
プロローグ
41文字×179行
文庫見開き(41文字×34行)換算5.3枚
第一章
41文字×1,136行
文庫見開き換算33.4枚
第二章
41文字×222行
文庫見開き換算6.5枚
最低枚数は見開き120枚(400字詰め原稿用紙420枚)なので、現在の進行状況は45.2枚で37.7パーセント。
え、もう三分の一を消化している?
それでこのドラマ進行?
しまった、やっぱり遅すぎるか……もっと事件やキャラ紹介を前倒しに変更しないといけないかもしれません。
「お前の話は事件が起きるまで遅すぎる」
「読者はめくって数枚で事件が起きて、ヒロインが魅力的でないと読み進めてはくれないぞ」
あのアドヴァイスを活かすには、構成をもう少し変える必要があるようです。
今回は説明をくどくなく、それでいて必要な設定はすべて冒頭で語るという方法を取っているので、正直に言えばトップヘビー気味ではあるのです。
そこを曖昧にして(井上敏樹風に言えば「謎」にして)進行することも可能なのですが、そうするとこちらが読者に「謎」としてとっておきたいことと設定を語らないことで生まれてしまう「にせ謎」が混在してしまい、訳の判らない不親切な話ができあがってしまいます。
さあ。
どこをどうスピーディにするか。
頭を捻ろうかと思います。