"【小説を書く】"カテゴリーの記事一覧
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というわけで、きのうはまんが大会に行って参りました。
拙著『タマシィガァル』は3部販売、5部配布という結果に。
それでも世の中に8部が出て行ったわけです。
読んでもらえたら嬉しいなあ。
次回の励みにもなります。
とくに販売で手許を離れていった分に関しては、主人公が愛用している設定のプラチナ・プレスマンもいっしょに旅立って行ったわけです。
ぜひご愛用ください。
特に写真もなく、またそれ以上にエキサイティングなこともなく、報告は終了です。
ただ、小生がこうして苦心してお金を使って同人誌を編んでいる理由が、今回のまんが大会で再確認できたのが嬉しかったですね。
何かを作る。
誰かを喜ばせるために作る。
手に取り、持つことができるものを作る。
それを実際に手渡す。
そして、それについて肉声で語る。
プロでない小生がこの一連の喜びを得るためには、やはりまんが大会に参加するしかないんです。
趣味である「文房具」「小説執筆」「特撮鑑賞」のうち、小説執筆だけが「何かを生み出すことができる」趣味です。
文房具は、しょせん道具です。買ってきて使うものです。自分の手で納得のいくものを作り出すところに至ることはできません。
特撮は、やはり鑑賞するものです。ミニチュアを作り、カメラを回し、作品を作る大変さはよく知っています。自分ひとりでそれを成し遂げることは容易ではありません。
その点、小説は自分ひとりで生み出すことができます。
設計のためのアイデア出し、メモ、資料収集には、文房具が欠かせません。
物語の骨子や描写を作り出すためにインプットしてきた特撮映画の数々は、必ず血肉となって手許に現れてきます。
書くことの楽しさは、イコール何かを生み出す楽しさです。
そして、最終的にはそれを披露し、誰かを喜ばせたいのです。
そういう熱が完全に冷め切ってしまったとき、小生のこの3つの趣味は同時に消滅に向かって行くのだろうと思います。
この熱が冷めてしまった自分を想像するのは大変辛いことです。
他者に迷惑が掛かるのならば方針は転換せざるを得ませんが、そうでない限り、自分を構築してきた屋台骨であるこの三要素は大切にしていきたいと思います。
次回、冬のまんが大会は12月28日から30日まで。
申し込みの〆切は8月21日です。
その日までに「何を書くか」決めた上でサークルカットを用意しなければなりません。
さて、どうなりますやら…… -
夏のまんが大会、合格致しました。
8月15日(金曜日)なので、一日目ですね。
西“う“37-b「Project T.A.C.+栗もなか」です。
で。
恒例の、半年に一度の小説執筆を開始したわけです。
今年は短編を書きます。
今までのシリーズものとは設定の重ならない、完全に新作になる予定です。
舞台は静岡県三島市に設定しました。
たった一年間だけ住んだことのある街、三島。
あの一年を、あの雰囲気を、小説で表現してみようと思うのです。
もちろん自伝を書くわけではありません。内容は完全にフィクションです。
でも、どこかにあの頃の「想い」を籠めてみようかと。
なので、今日は雨の降りそぼる中、ロケハンに行って参りました。
新宿から小田急で小田原に出て、小田原から熱海、そして三島へ。
ぶらりロケハンの旅です。
愛用のα65を、とれるカメラバッグに詰め込んでの出撃でした。
ただ、傘を片手に一眼レフを握ることは叶わず、ほとんどの撮影がiPhone5で行われることになってしまいました。
三島を訪れるのは何年ぶりでしょうか。
会社に入って6年目に一度だけ、取引先の改装応援で訪れたことがあります。ただ、その時も遊びに来たわけではなかったので、いろいろ観て回ることもできず。
なので、実質28年ぶり、ですかね。
歩きながら、当時のことを思い出しました。
そして、いろいろ思い違いがあったことも判りました。
三島市が「溶岩と湧水の街」であることを理解できてよかったです。
今回載せている写真は、雨がようやく上がって一眼レフの出番となった最後の一時間で撮ったものです。雨上がりとはいえ曇天で、決していい光線具合ではありませんでしたが、それもまた作品に活かしたいと思っています。
行きの車中、昼食時の喫茶店、そして帰りの車中。
書いたメモは5×3カードで18枚になりました。
これらは、まだまだ着想メモに過ぎません。
これからこのメモを物語に仕上げていく作業が待っています。
この瞬間がいちばん楽しいですよね。
骨子が決まってしまえば、あとは組み立てるだけです。
今月中に書き上げて、余裕を持った入稿処理をしたいと思います。