"【小説を書く】"カテゴリーの記事一覧
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「キャラが軽い」と言われます。
人間としての深みがない、と。
ただ何となくキャラクタが動いて話が成り立っているようだ、と。
痛いところを突かれました。
キャラを練っていないわけではないのですが、話の勢いを重視して個人を深く掘り下げない、というのは全く持ってそのとおりです。
キャラひとりひとりの重みをぎっしり詰め込んでしまうと、ストーリーを軽やかに流すことに障害が発生します。
でも、読者は何を読みたいのか。
読者は小説に何を求めているのか。
小説の「主体」とは何か。
人間を描くこと、ですよね。
人間がいて、そこにドラマが生まれる。
キャラクタが自分の立ち位置を認識して、初めてスタートダッシュを切ることができる。
まずはキャラクタありき、と。
できないわけではありません。
以前、自分の弱点である「キャラの軽さ」を克服しようとして書いた長編『ガンアーマー・レクイエム』(以下GA)は、今でも「キャラが軽いとは言わせない」出来だと自負しています。
ところが。
GAは「読者不在のドラマ」でした。
この小説は誰に読ませるのか。
キャラクタたちも重さばかりに囚われ、ストーリー構成に無理が生じてしまっていたのです。
プロに読んでもらうと、みな一様にそこを聞いてきます。
「これ、誰が読むの?」
唸らざるを得ません。
小説は「読んでもらわなければ価値がない」のですから。
いま行っている作業は、この小生の癖を修正するための訓練です。
キャラクタを掘り下げる。
魅力を引きだす。
誰もが感情移入できる、誰もが好きになれる、誰もがその行く先を気にかける。
そんな魅力あるキャラクタたち。
そこにからむのは「読者層を考慮したストーリー」です。
難航しているのは、実はヒロインです。
主人公はぶっちゃけ「自分の分身」です。どうにでも肉づけできるんですよね。
問題はヒロインです。
読者に好かれる、読者に恋されるヒロインとは何か。
主人公が惚れたのと同じように、読者にもヒロインに惚れてもらわねばならないのです。
これが難しい。
「主人公が惚れる」のは簡単です。「惚れた」「好きになった」って書けばいいんですから。
でも、読者が「この女のどこに惚れるのさ」と思ったらアウト。
理想のヒロイン。
小説のキャラクタに「惚れる」。
絵のない状態でそれを成し遂げるためには──アイディアしかありません。
どんな娘ならそう思ってもらえるのか。
考えろ。
考えろ。
下手な考えでも休むよりはマシだ。
考えろ。
考えろ。
考えろ。
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MURAMASAがない、というのもあるのですが、今回は最初ッから「アナログ思考でアイディアを乱暴に吐き出す」ように努めています。
モレスキンノート、Dr.Grip 4+1、そしてポスト・イット。
三種の神器を肌身離さず。何か閃いたら問答無用でポスト・イットに書き込み。
すばやくモレスキンに貼り込み、そこから生まれ出たインスピレーションを書き込んでいく。
黒で書きなぐり。
青でそこに意見を書き込み。
赤で強調のアンダーラインを引いたら。
緑で「別の意見」「面白いと思った関連づけられていない意見」をさらりと付記して。
そこから生まれるものが、ベストのものであることを信じて。
渾沌から光を生じさせるために。
書いて。
書いて。
書き倒して。
無意識の底から最高の異端を引きずり出すために。
綺麗事は通用しません。
あえて、文字も書きなぐりで。
とにかく恥も外聞もなく、垂れ流して、搾り出して。
それがまるで当たり前のようになるまで。
このアイディア出しが無限に続くことを喜びと感じられるようになるまで。
書いて。
書いて。
書きなぐって。
それとは別に、マインドマップも勉強してみたいなあ、なんて考えたりして。
人生すべて勉強ですね。
勉強べんきょう!
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3月に入ったら、プロットのひとつを書き出してみようかと思っています。
プロットを書いただけで満足してはいけません。
今回は「ライトノベル」を自分なりに解釈し、メインの読者を「男子高校生」に絞って展開してみようと思っています。
男子高校生がライトノベルに望む展開とは何か。
彼らが「目新しい」「面白い」と思ってくれるシークエンスは何か。
小生がそれを理解しつつ、「楽光一としての作家性」を出すために必要なものは何か。
冒険はしません。
キャラクタは、慣れた彼を使います。
ただし、大きな仕掛けをひとつ。
それは『魔龍大秘境学園DragonAlive』と『アミューズメント・パーティ』を繋ぐミッシングリンク。
知らないひとにはただ単なる物語でも、知っているひとにはにやりとしてもらう仕掛け。
あと一週間でプロットに仕掛けをちりばめます。
それが自分の中でどこまで醸せるか。
楽光一、今年最初の勝負です。
おそらく、夏の新刊はこれになるでしょう。
300枚を予定しています。
5月末日に〆切を設定し、こつこつと。ええ、こつこつと。
継続が力になると信じて。
タイトルは未定です。
書いちゃうとネタバレになりますから(笑)

