たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

0.2mm芯の「オレンズシステム」を試す、その前に
ブログの更新が途絶えているときは、たいてい疲れているときです。
会社から帰って、家族と夕飯を頂き、ダイノジと遊んで、お風呂に入っていっしょに寝る。
……もちろん、毎日小学生と一緒に21時就寝をしているわけではありませんが、そういうサイクルを繰り返していると、健康の維持には役立ちますが、自分の時間はなくなるわけで。

文房具のことを忘れているわけではありません。
ただ、昨年から今年にかけて、少しずつ嗜好というか思考というか指向というか、ちょっと自分が変わりつつあるのが判るのです。

新製品を買いあさり、試しまくることに興味がなくなりました。
もちろん、発売前から期待している製品の発売を心待ちにし、入手して喜び、とにかく使ってみる──というスタンス自体に変化はありません。
その「飛びつき方」が穏やかになった、と言えばいいでしょうか。
何でもかんでも、という気になれなくなってしまったんですね。

記事にするには、使ってみないことにはお話になりません。
そして読み物としては、何らかの起承転結も必要でしょう。
せっかくですから、お役に立てる情報などもあるといいですよね。
小生は技術や科学を語ることはできませんから、あくまで「使用感」に基づいた感想でしかありませんけど。

例えば、これ。



ぺんてるの新製品、オレンズです。
ひさびさに市場に帰ってきた0.2mm芯のシャープペンシルですが、芯の凄さもさることながら、ペン先のガイドパイプが筆記に準じて引っ込む「オレンズシステム」が秀逸です。

ガイドパイプが引っ込むシステムは、多くのオートマチックシャープペンシル(ノック不要を謳うタイプ)に採用されていますが、その多くが「芯ではない金属のパイプが紙面に当たるので、書いていて引っかかりを感じる」ものでした。
オレンズはガイドパイプから芯が出ないことを推奨されたシャープペンシルです。芯が出ているから折れてしまうのであって、ガイドパイプに守られていれば折れる可能性は格段に減少します。
ただ、従来のオートマチックシャープのように、書き味を犠牲にしてしまっていては意味がありません。
そこでオレンズは、パイプの先端を滑らかに研磨し、紙面にパイプが当たっていても違和感のないレベルに加工してきたのです。

というような技術的は話は公式ホームページでも、また多くの検証系ブログで読むことができます。
個人的にも、昨年1月に発売になったユニボールシグノRT1で採用された先端チップの切削加工に近いか、それ以上の衝撃を受けています。
紙にパイプが当たっている、あの嫌な感じがまったくないのです。
そして、小生の通常の使用方法では確かに折れません。折れる気がしないのです。

愛用の測量野帳に字を書いてみました。



いやあ、書いていて楽しいですね。
字を書くのが楽しくなる筆記具っていいですよね。幸せになれます。
まだ購入して一週間ですが、測量野帳の1ページに1ノック分の芯を使うペースです。
ガイドパイプに覆われた長さ4mmの芯で1ページが書けるので、全長60mmの芯で15ページ分書けるはずです。
日常使う筆記具はオレンズだけではありませんので、まだそこまで書いていませんし、残芯がどういうふうになるのかが判りませんので、まだまだ楽しみが続きそうですね。この初期装填芯が終わったらB芯に切り替えますので、そこもまた楽しみです。

というような話は、やっぱり「買ってみて」「書いてみて(試してみて)」「楽しめて」「使い続けることが出来て」やっとブログで語るレヴェルになるのだなあ、と改めて思います。
特に小生はブツのコレクターではないので、使っていないもののことは書けませんし、だいいち使わないものは買いません。
やっぱり「使って楽しい」とか「仕事の効率が上がる」とか、そういう使用感が語れないとブログへの記載って意味がないですもんね。

今回はちょっと理屈っぽかったですね。でも、現在の偽らざる気持ちです。

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