たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

新時代ナンバリング「ページナンバースタンプ」を愛でる
ことしもまんが大会に参加します。
8月15日(金曜日)西2“う”37-b「Project T.A.C.+栗もなか」で創作小説誌『タマシィガァル』を販売致します。
ビッグサイトでぼくと握手!

今作の主人公は文房具マニア、ヒロインは文房具店の娘です。
ストーリーに邪魔にならない程度にいろいろな文房具をちりばめて展開をしております。
興味がありましたら、ぜひお手にとっていただければと思います。
200円(税込)で販売予定です。

さて。
通巻22冊目になった我が作品たちですが、第一回作品『アミューズメント・パーティ Part1』からずっと、表4には通し番号をナンバリングを用い、手作業で施しています。
一部のコピー誌には入れませんでしたが、在庫管理の意味もあってオフセット印刷した本にはすべてがちゃこんがちゃこんとナンバーを入れて参りました。



25年以上つき合っているナンバリングがこちら。
マックスのN-607Aです。
丈夫で長持ち、どこも壊れたりすり減ったりしていません。
なので、これを使い続けても一向に問題はなかったのです。

この製品が姿を現すまでは。



この夏、シヤチハタが新製品としてナンバリングを上梓しました。
製品名は「ページナンバースタンプ」。
今までのナンバリングが金属製で機械音が大きく、歯車の塊だったこともあってずしりと重量感溢れる製品が多かった中、ゴムベルト採用で軽量小型、手軽にナンバリングが可能になった本製品はISOTで見たときから注目度ナンバーワンでした。



手軽になった反面、ナンバリングとしての性能は決して高くありません。
連続で打てる数字は00から99まで。ゴムの印字ベルトは3桁分ありますが、3桁目は手動です。
100を超えてナンバリングはできない(自分で百の桁を回して決めてあげる必要がある)ということです。
数多くのナンバーを高速で打ちたい、という方はご注意下さい。
小生の用途は「最大でも100部までしか刷らない同人誌の通し番号」ですので、これで充分なのですが。



透明スライドをかちっと言うまで押し込むと、固定されてベルトの文字を設定できるようになります。
よく見ると、スライドに記号が彫ってあります。
左ダイヤルで一の位のベルトが動きます。
右ダイヤルで十の位のベルトが動きます。
右ダイヤルを引っ張り出して回すと百の位が動きます。
セットが終わり透明スライドを戻すときには、側面にあるボタンを押します。



カートリッジ式パッドは、このせり上がってくるパーツの中にあります。
丸い方を押すとパッドが外れて出てきます。



ここに付属の補充インキを注します。
10滴くらいでいいそうですが、いきなりここで小生は手を汚しました。ご注意下さい。

位置合わせはやりやすい方だと思いますが、初めての場合はやはりどこにどう捺されるのか不安なものです。
別の紙でトライしてからが無難ですよね。やっぱり。

不満がないわけではありません。
まず、前後が判りにくいのです。どう持ったら正しいのか、直感的ではありません。
小生は手許にあったステッカーを貼って「こっちが前だよ」と自分ルールを敷きましたが、もう一工夫欲しかったなあと思う部分です。

あとこれは個人的感想で改良をお願いするようなことではないのですが、思っていたより印字される文字が大きかったのです。もちろんこれは以前使っていたマックスのナンバリングのイメージを引きずっているからだと思うのですが、例えばノートや手帳の端にナンバリングを施したい、なんて場合に文字の大きさってけっこう重要じゃないかな、と。
パッケージに印字見本が原寸で載ってはいるので、購入される前にご確認下さい。

補充インキは専用ではなく、どこの文房具店でも入手が容易と思われるXstamper用XLR-20Nや60Nです。
使い勝手も慣れれば問題なく、音も静かで場所も取らない。これといって弱点がなくただひたすら便利な商品だと感じました。
これは今年の文房具新製品ナンバーワンの存在になるかも……!

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