たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

その名はCON-40
パイロットコーポレーションから、新しいコンバータが発売になりました。



製品名CON-40。
万年筆に装着して使います。
スペアインキの代わりに着けて、ペン先をインキ瓶に突っ込み、先端からコンバータ内にインキを吸う仕組みです。



穴が開いている方が、万年筆の中に挿す方向です。
後方につまみがあり、ぐるぐる回すことによって中にあるピストンが前後し、インキをインキ瓶から吸い上げます。
小さな金属球が4個、見えますでしょうか。この金属球が中で転がることで、コンバータ内のインキを攪拌し、流れをよくする効果があります。



ペン習字ペンに装着してみました。
完全透明軸に映えるデザインです。
ペン習字ペンはCON-50を装着できないタイプでしたので、コンバータ内のインキ量が確認できるCON-40は待ち望んでいた製品でした。

現在発売されているパイロットの万年筆は、ごく一部の製品を除きスペアインキ(シングルスペア)を装着することができます。
スペアインキを装着できる万年筆はみなコンバータを着けることができるのですが、ボディサイズによって装着できるコンバータの種類が異なっていました。

CON-20は、スペアインキを着けることができる機種すべてに装着できるタイプです。板バネでゴムを押して吸入する金属の筒で、中に入れたインキの残量が見えません。
CON-50は、透明ボディにスクリューで吸入ができるタイプです。ショートサイズの万年筆や昭和のころに設計された細身の女性用万年筆には入れることができません。
CON-70は、ピストン式でスペアインキ以上のインキ容量を吸い上げることができるタイプです。サイズの関係で、1万円のカスタムなど大型万年筆にしか入れることができません。



CON-40はすべてのパイロットの(シングルスペアを使う)万年筆に入れることが出来ます。
インキ残量が見えます。
スクリュー式でインキ瓶からの吸い上げもスムーズです。
CON-20の取り回しの悪さから使用を諦めかけていた万年筆にも、色彩雫を呑ませてあげることが出来るようになって本当に嬉しいです。



色彩雫の【天色】を呑ませてみました。
コンバータの中のインキはそれほど目立つわけではありませんが、やはり残量が見えるというのは嬉しいものです。
今のところ、攪拌球の音は気になりません。ペン先を上げて下ろして、といった大きなリアクションを起こせばからから言いますが、書いているときはほとんど判りません。

あえてCON-50が刺さっている万年筆をCON-40に切り替える必要はありませんが、これで休眠しているエリートも復帰させられます。
また万年筆を使う幅が拡がりそうですね。

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