たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

渋谷区上原「HININE NOTE」で自分だけのノートを作る
代々木八幡駅って初めて降りました。

小生の小田急線の印象は、地べたを這いずり、いつまで経っても狭くて工事中。
それは30年前、初めて東京で大学受験をしたときに連泊したのが代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターだったからであり(最寄駅:小田急線参宮橋駅)、25年前に下北沢(最寄駅:小田急線下北沢駅および京王井の頭線下北沢駅)に住んでいたからでもあります。
それから引っ越しを重ね、小田急線とは疎遠になりました。
つまり、今の新しくなった小田急線を知らないのです。
四半世紀前の小田急の、ごく一部の路線しか知らないのです。

でも、今日降り立った代々木八幡駅は、知らない駅なのに小生の小田急のイメージそのものでした。
そこから徒歩で3分ほどのところに、今日の目的地「HININE NOTE」はあります。



表紙、中の用紙、とじ具、ゴムや丸タックといったカスタムパーツに至るまで、自分の好みで選んでノートを作ることができるお店です。



お店の方が親切に説明をしてくださいました。



とにかく紙の種類が豊富です。
目移りしてしまいます。



表紙の紙見本は綴じられた状態のリングノートになっていて見やすいです。
中紙はリングメモになっており、自由にペンで書き込むことができます。
リング綴じの場合のリング見本、背貼り綴じの場合のクロス見本もカラーバリエーションが豊富で、実際に手にとって確認することが出来ます。



ガラス張りの店内は決して広い空間ではありません。その中に、女性やカップルのお客様がひしめき、見本を品定めされています。



表紙のバリエーションもそうですが、中紙も種類が豊富で、それぞれ無地・罫線・方眼が用意されています。筆記用紙以外にもカレンダーや封筒が用意され、これらをいっしょに綴じ込むお客様が多かったように感じました。



実際の作業は店内で行われますが、混雑していると2時間ほど待つこともあるようです。お客様には必ずご来店頂き、実際に手にとってその目で確かめた組み合わせでノートを作ってもらっていますが、仕上がったノートを郵送するサービスはあるそうです。待ちきれないとか、ほかに用事があるとか、様々な都合がありますもんね。



作成できるノートのサイズはB5かB6。
綴じはリングか背貼り。
通常は18枚から20枚の用紙を1折として3〜4折の用紙を綴じるケースが推奨されていますが、小生は薄いノートが欲しかったので、1折で背貼り製本をしてもらいました。
実は1折りでの製本は過去経験がなく、まずは実験で可能かどうかを試してもらってから作成に入って下さいました。
わがままなお願いにも関わらず、「チャレンジは大好きですから」と仰っていただき本当に恐縮です。



というわけで、実験も無事成功しましたので、B6判横長綴じを2種類作成していただきました。

1)表紙:ファーストビンテージ ターコイズ
  テープ:ネイビー
  中紙:しらおい 5ミリ方眼
2)表紙:ファーストビンテージ スカーレット
  テープ:エンジ
  中紙:OKライトクリーム 5ミリ方眼

中紙は、いずれも試し書きで万年筆のインキが滲まず抜けないことを確認してからお願いをしました。
表紙用のファーストビンテージがB6サイズで1枚150円。
製本テープ(製本代金含む)が200円。
中紙は1折り(厚さにより18枚〜20枚)180円。
ですので、上記の場合──

表紙:150×2=300円
テープ:200円
中紙:180円

で、合計680円(税抜)になります。
B5判ですと、もう少し高くなります。

当然のように、市販されている文房具店の店頭に並ぶノートよりは割高になります。
ただ、自分で選んだ表紙のカラー、自分で選んだ中紙、そして何より自分で選んだ薄さになったことで、このノートに格段の愛着が湧いたのもまた事実です。
店員の皆様も実にフレンドリーで、いろいろなお話を聞かせて頂きました。
いまノートを作ると、端材で作った非売品の「ふぞろいメモ」がもらえるのもユニークです。
何より、凝ったカスタマイズが1冊からできるのですから、贈り物に最適ではないでしょうか。

代々木八幡駅は現在、橋上駅に生まれ変わるべく工事中です。あの、小生が勝手に思い込んでいる「(小生の)小田急線のイメージ」が消えてなくなる前に、またお伺いしたいと思っております。

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