たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

さらばモレスキン
万年筆をメイン筆記具にして、いちばん困ったのがモレスキン。
インキの裏抜けが激しく、気持ちよく万年筆を使うことができないのです。
先日modomodoから送られてきた代替品のモレスキンラージ・スクエアもまたしかり。
とにかく裏抜け。ばっちり裏抜け。泣けるほど裏抜け。
片側しか使えないのでは、ノートとしては失格です。

それに引き換え、ツバメノートの素晴らしいことよ!
裏抜け一つなく、滑りすぎない表面加工。ツバメフールス恐るべし!

ただ。
小生のノートの使い方のメインは実は「電車の座席に座って膝で書く」スタイル。
この書き方だと、ツバメノートがどんなに優れていても駄目なのです。
薄っぺらいソフトカバーのノートでは、膝に乗せても鞄を敷いてもまともに書くことはできません。
ノート自体がある程度の厚さを持ち、ハードカバーで机がなくても安定し、リングではなく中とじで、そして万年筆の筆記性能が高い。この四点を合わせ持たないと合格点を上げることは叶わないのです。

モレスキンラージは、前半三点に関しては完璧でした。
ただ、四番目の条件は購入後に付加されたものなので、使い切るまでは我慢していたのです。
そして今回、ついにモレスキンは選から漏れることとなりました。
代わりに登場したのが──。

MDノート1

ミドリの新製品、MDノートです。

MDノート2

現在のサイズラインナップは文庫、新書、そしてA5判。
今回は文庫判とA5判を購入しました。
A5判がモレスキンラージに代わるものです。

MDノート3

標準的な横罫ですが、真ん中の線だけがやや太いデザインになっています。
これが一ページの真ん中を示すのですよね。
見開きで四分割。日記などに使用することを想定しているのでしょう。

MDノート4

そしてミドリが誇る高品質ノート用紙・MDペーパーの実力ですが……。
残念ながら、小生の万年筆使用環境(パイロット・グランセ細字あるいはクアトロ89細字+パイロット・ブルーブラック)では、派手な裏抜けが発生しました。
パイロットのブルーブラックとの相性は決して良くないようです。

で、実験としてカスタム74透明細字+紺碧で試してみたところ、これは裏写りなく快適に書けることが判りました。
MDノートの専用カバー(別売)にあるペンキーパーに通せる万年筆がサイズの関係でグランセしかないので、泣く泣くブルーブラックを抜いて紺碧を入れ直しました。
これでMDノート+グランセの組み合わせに問題はなくなったわけです。

あとは電車内で座って書けるかどうか、です。
MDノートは堅い表紙を持ってはいますが、モレスキンのような分厚いボード状のものではありません。力をかければたやすく曲がる程度の表紙です。これが吉と出るか凶と出るか──その答えは月曜以降に出る予定です。

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