使ってみないと判らないってこと、あるじゃないですか。
昨年から評判だったトンボ鉛筆のちいさな4色ボールペン「リポーター4コンパクト」を購ってみました。
トンボの多色ボールペンはノブに特徴があって、それぞれの突起の形が違うので、憶えると見ないで色選択ができるのです。
すげー工夫だなあ。
文具王も言っていたけど、こういう工夫は全メーカーでやって欲しいものです。
と思ってかちゃかちゃしていたら(リポーターシリーズは静穏機能も備えているので、うちにあるFEED AGと較べてかちゃかちゃ音は小さいのですけど)、あれれ、と思う点が。
FEED AGと色の配置が違う!
同じ4色ボールペンなのに、色の位置がぜんぜん違うのです。
他のメーカーもそうなのかと思い、ゼブラと三菱鉛筆のHPで4色ボールペンを確認しましたら。
違うもんですねえ。
ゼブラと三菱がいっしょ、というのがむしろ気持ち悪いというか何というか。
これが2色や3色ボールペンだと、各社みんな同じ配置になるんですよね。
なんで4色だけばらけちゃったんだろ。
2色ボールペンは後方から見て、左が黒で右が赤。
これは「右利きの人が使用頻度の高い黒芯を親指でノックする」ための配置ですから、右利き率を考えれば妥当な線です。
3色ボールペンは、2色ボールペンの配置+クリップの裏側に青を配置してきます。
2色ボールペンにさらに使用頻度の低い青を後づけしたのですから、その位置にしか配置できませんよね。これで赤をクリップ裏に配置してしまうと、混乱が生じて使い勝手が悪くなることは想像に難くありません。
では、なぜ4色──緑が加わると、「トンボ方式」「パイロット方式」「ゼブラ・三菱方式」と変化が出てしまうのでしょうか。
まず、想像しやすいところから。
「ゼブラ・三菱方式」は、2色ボールペンの配置法則を拡張していると想像できます。
つまり、「右利きの人が親指で操作」し、「使用頻度の高い順に」色を配置しているのではないか、と。
だから黒と赤が左側に配置されています。
黒を中心に親指を回り込ませる(ホームポジションはクリップ左側)と考え、赤より頻度は低いが緑よりは使用される青をクリップ右上に配置し、親指からもっとも遠い場所に緑を配置する、と。
「パイロット方式」は2色、3色ボールペンを使ってきたひとが4色に移行してくることを前提にした配置です。
基本的に2色、3色の位置関係を踏襲し、「3色+いちばん遠い位置に緑」配列となっています。
考えているのが「トンボ方式」です。
今までの2色、3色ボールペンでは「クリップ左横が黒」と定位置が固定されていましたが、4色もの芯が入っていると、けっこうクリップ周辺はノブでひしめきますよね。
「左上」はクリップと隣接していて意外と押し心地が悪いものです。とっさのときにノブがすべり、いらいらすることもあります。
リポーター4は「親指が自然に置かれる位置」として、左下に黒を選択したのでしょう。
そして押しやすさから、使用頻度二位の赤は右下配置に。
色識別ノックノブが採用されているから、2色3色ボールペンとの位置の整合性がずれても問題はありませんしね。
さあ、小生もこれで二方式の4色ボールペンを扱うことになります。
身体で憶えることができるのか。理論は正しいのか。そんなことはどうでもいいのか。
これから使って試していきたいと思います。
追記:ここまで書いておいて、BICの4色ボールペンを見たとき、小生の仮設は単なる思いつきに過ぎないんじゃないかと思い始めましたよ。
だって、クリップ左側に青と緑ですよ? 右側に赤と黒ですよ? 黒、そこかよ! その位置なのかよ!
昨年から評判だったトンボ鉛筆のちいさな4色ボールペン「リポーター4コンパクト」を購ってみました。
トンボの多色ボールペンはノブに特徴があって、それぞれの突起の形が違うので、憶えると見ないで色選択ができるのです。
すげー工夫だなあ。
文具王も言っていたけど、こういう工夫は全メーカーでやって欲しいものです。
と思ってかちゃかちゃしていたら(リポーターシリーズは静穏機能も備えているので、うちにあるFEED AGと較べてかちゃかちゃ音は小さいのですけど)、あれれ、と思う点が。
FEED AGと色の配置が違う!
同じ4色ボールペンなのに、色の位置がぜんぜん違うのです。
他のメーカーもそうなのかと思い、ゼブラと三菱鉛筆のHPで4色ボールペンを確認しましたら。
違うもんですねえ。
ゼブラと三菱がいっしょ、というのがむしろ気持ち悪いというか何というか。
これが2色や3色ボールペンだと、各社みんな同じ配置になるんですよね。
なんで4色だけばらけちゃったんだろ。
2色ボールペンは後方から見て、左が黒で右が赤。
これは「右利きの人が使用頻度の高い黒芯を親指でノックする」ための配置ですから、右利き率を考えれば妥当な線です。
3色ボールペンは、2色ボールペンの配置+クリップの裏側に青を配置してきます。
2色ボールペンにさらに使用頻度の低い青を後づけしたのですから、その位置にしか配置できませんよね。これで赤をクリップ裏に配置してしまうと、混乱が生じて使い勝手が悪くなることは想像に難くありません。
では、なぜ4色──緑が加わると、「トンボ方式」「パイロット方式」「ゼブラ・三菱方式」と変化が出てしまうのでしょうか。
まず、想像しやすいところから。
「ゼブラ・三菱方式」は、2色ボールペンの配置法則を拡張していると想像できます。
つまり、「右利きの人が親指で操作」し、「使用頻度の高い順に」色を配置しているのではないか、と。
だから黒と赤が左側に配置されています。
黒を中心に親指を回り込ませる(ホームポジションはクリップ左側)と考え、赤より頻度は低いが緑よりは使用される青をクリップ右上に配置し、親指からもっとも遠い場所に緑を配置する、と。
「パイロット方式」は2色、3色ボールペンを使ってきたひとが4色に移行してくることを前提にした配置です。
基本的に2色、3色の位置関係を踏襲し、「3色+いちばん遠い位置に緑」配列となっています。
考えているのが「トンボ方式」です。
今までの2色、3色ボールペンでは「クリップ左横が黒」と定位置が固定されていましたが、4色もの芯が入っていると、けっこうクリップ周辺はノブでひしめきますよね。
「左上」はクリップと隣接していて意外と押し心地が悪いものです。とっさのときにノブがすべり、いらいらすることもあります。
リポーター4は「親指が自然に置かれる位置」として、左下に黒を選択したのでしょう。
そして押しやすさから、使用頻度二位の赤は右下配置に。
色識別ノックノブが採用されているから、2色3色ボールペンとの位置の整合性がずれても問題はありませんしね。
さあ、小生もこれで二方式の4色ボールペンを扱うことになります。
身体で憶えることができるのか。理論は正しいのか。そんなことはどうでもいいのか。
これから使って試していきたいと思います。
追記:ここまで書いておいて、BICの4色ボールペンを見たとき、小生の仮設は単なる思いつきに過ぎないんじゃないかと思い始めましたよ。
だって、クリップ左側に青と緑ですよ? 右側に赤と黒ですよ? 黒、そこかよ! その位置なのかよ!
コメント
1. 無題
ロットリングとラミーで経験がありますよ。
黒が主になるのでクリップのこちら側(自分から見てすぐ左側)
とか感覚覚えをしてたんですが、
ラミーは位置がちがうんですよー・・・。
サイドノック式では色が明記(?)の状態なので意識してませんでしたが
「使い慣れ」してくると
「あれれ?]となりそうですね。
統一できないもんなのかなー?
※分解してカスタマイズ???
2. ばらばらですよね
いくつかメーカーを渡り歩かないと気づかない点でした。
それだけ4色ボールペンは一般的でない(=いろんなメーカーを渡り歩くほど取っ換え引っ換えは使用されていない)ってことですかね。