たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

クリアファイルの新提案:キングジム コンパック
キングジムから6月16日に発売予定の新製品、「コンパック」。
コンパックと言えば、90年代最大のPC/AT互換機メーカーですよね。もうないですけど。
あのコンパックがキングジムから復活したのか! と思ったらそうではないようで、どうやら「二つ折りしても折り目がつかないファイル」らしい、と。

ああ、あれですね。
持ち歩きフォルダーSだ。

などとSNSに呟いていましたら、本家キングジム(の広報企業)から捕捉されまして、「ぜひサンプルを提供しますので使ってみて下さい」と。

というわけで、今回は珍しく、提供された企業サンプルによる記事構成です。



外観は持ち歩きフォルダーSと似たイメージです。A5ファイルサイズと言えばいいでしょうか。二つ折りの樹脂表紙とゴムバンドもライバルと同様です。
ただ、背に当たる二つ折りの部分が開閉を前提とした別設計の樹脂素材で、「おれはファイルだよ」と自己主張しています。

「ファイルとフォルダーは何が違うのさ」と思われる方は、日本ファイル&バインダー協会のHPをご参照下さい。



持ち歩きフォルダーSは紙を押さえるためのフラップが入っているだけの「フォルダー(折り曲げられたもの)」でしたが、コンパックはクリアホルダーが溶着された「ファイル(綴じ込まれたもの)」です。



開いたら右端を上方に回転させてみましょう。そうすると、コンパックがA4サイズのクリアファイルと同じ構造であることが理解できます。
A4縦となった状態で、上端から用紙の出し入れを行います。



提供されたサンプルは5ポケットタイプでした。
ぺらぺらとめくって閲覧する分には、確かに一般的なクリアファイルと何ら変わるところはありません。



つまり、コンパックはぺらぺらした紙を折らずに持ち歩く──それもクリアファイルに入れたまま、その用紙には触れることなく閲覧するための──コンパクトなクリアファイルである、と。
持ち歩きフォルダーSは、入れたままの閲覧は想定していません。何でもぽいぽい放り込んでおいて、使うとき(見るとき)は取り出して使うコンセプトです。
用途が違う製品だったんですね。

もらったフライヤーを持って帰るまで折らずにいたい、お薬手帳と薄手のノートをペンと一緒に入れておきたい、という「何でも入れちゃうわりと雑な」使い方なら、持ち歩きフォルダーS
資料を入れておきプレゼンでそのまま見せたい、常に閲覧するデータをプリントアウトしておきたい、期日の決まった提出用紙などを持ち歩いて忘れないようにしたい──といった「用紙としての品質を維持しつつ閲覧性の高い状態で携帯したい」という使い方なら、コンパック。
チケットや案内ハガキなど、出かけるときに必要最低限の情報を持ち出したい、A4サイズでも折れて問題ない用紙を持ち歩きたい、という「コンパクト至上主義」な使い方なら、オレッタ

それぞれ違いがあって面白いですね。
コンパック、小生だったらどういう場面で便利になるのか。
もうちょっと考えてみたいと思います。

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