たこぶろぐ

ブンボーグA(エース)他故壁氏が、文房具を中心に雑多な趣味を曖昧に語る適当なBlogです。

気になったら買ってみる。それ文房具の掟!
ベッカンコ!
というわけで、以前から気になっていたものをずらりと入手、です。



まずは筆記具から。
呉竹の筆ごこち。
パイロットの筆まかせ。
同じくパイロットのハイテックCマイカ。



ハイテックCマイカは「3本買うと佐藤明日香さんデザインのペンポーチがもらえる」という情報を得ていたのですが、そのポーチのあるお店を探すのがけっこう大変でした。



入れるとこんな感じです。
佐藤明日香さんは以前にもちょっと記事にしましたけど、ハイテックCの0.25mmのみで超絶細かくて可愛いイラストを描かれる方です。



筆ごこちと筆まかせは、直接のライバル同士になっていると思ったので、書き比べをしたくて購入しました。
筆ごこちは水性顔料。インキの出が大変良く、逆に速乾性は低い商品です。黒々とした線が、ペン先の腰と相まってすらりすらりと出てきます。
対して筆まかせは水性染料。インキの出はやや抑えめで、細い線が書けます。筆ペンとしてのダイナミズムには欠けますが、柔らかい筆ペンが苦手な方でも気持ちよく止め・跳ね・払いがコントロールできます。



あれっと思ったのは、筆記あとに水を垂らして耐水性を見た場面です。
横書きした上段が筆ごこち、下段が筆まかせ。筆ごこちはインキが乾いてなかった部分が流れ落ちています。対して筆ごこちは筆跡そのものが溶け出してはいますが、水性染料とは思えないほどがんばっています。
これはもしや?



さて、改めて実験です。
蛇口からのダイレクト流水5秒間の結果が、上の写真になります。
水性顔料の筆ごこち。
水性染料の筆まかせ。
比較したのは、同じく水性染料のぺんてる筆タッチサインペンと、水性染料のパイロットVコーン。
並べて見ると、その特性が良く判ります。
水性顔料の筆ごこちは耐水性がありますから、線のにじみはありません。ただ、乾ききっていなかったインキは流れてしまっています。
耐水性がないと思われた筆まかせは、やや色が薄くなってはいますが、かなり健闘しています。
同じく耐水性のない筆タッチサインペンは、筆跡がぼやけてしまうほど流れ出してしまっていますね。

この戦いに、一見関係なさそうな水性ボールペンであるVコーンを入れたのには、理由があります。
あまり知られてはいませんが、Vコーンは水性染料インキでありながら、染料系使用ボールペン最強の耐水性を持つ製品なのです。
写真で見る限り、線のにじみは皆無ですよね。
Vコーンと筆まかせは同じパイロット製品です。なので、もしかしたら「染料なのに耐水性がある(共通とまでは言いませんが、同系列の技術を使った)インキ」なのではないかと想像したのです。

真実は判りません。
ただ、筆まかせがそれなりの耐水性を見せ、(この商品はカラーバリエーションがありますから総ての色でこの耐水性を発揮するのかは未検証ですが)葉書の表書き程度なら問題なさそうな性能を持っているのは事実のようです。
よしよし。年賀状での使用を想定していましたので、そこがクリアできて嬉しいです。

あ、そうそう。
筆記具とは別に、こんなものも購入して参りました。



えーと、写真が判りにくいですね。
欧文印刷のヌーボードの、中のボード用紙だけを買って参りました。
生産工程の中で、傷があったり汚れが付着していたりする「商品に使用するには不適合なボード」をこうして抜いていくわけですが、ただ廃棄処分するのももったいないと思われた企画担当の方が、欧文印刷ショウルームにてB級品を(パーツ状態で)無人販売されているのです。
製品版と異なり、パンチ穴は開いていないわけですが、小生が見ても傷も汚れも判りませんでした。A4サイズのボード、5枚購入で500円。ちいさな賽銭箱があるので、そこにお金をちゃりんと入れて参りました。
これはこれで、工夫しながら楽しく使って行きたいと思っております。

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